建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
建築物の構造概論 問96

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物の構造概論 問96 (訂正依頼・報告はこちら)

建築材料と部材の性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリートの混和材には、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカヒューム等がある。
  • 単板積層材(LVL)は、主に柱や梁(はり)に用いられる。
  • 一般に、コンクリートのひび割れ幅が0.1〜0.2mm以上になると鉄筋の腐食が著しくなる。
  • 鋼材は等方性材料である。
  • 木材の含水率は、水分を含んでいる木材の質量の、絶乾質量に対する割合をいう。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

建築材料と部材の性質に関する問は、かなりマニアックな問題だと言えるでしょう。

一つ一つ覚えるのは大変なので、知識として備える程度に読んでいただけたらと思います。

選択肢1. コンクリートの混和材には、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカヒューム等がある。

正解です。

コンクリートの混和材には、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカヒューム等があります。

選択肢2. 単板積層材(LVL)は、主に柱や梁(はり)に用いられる。

正解です。

単板積層材(LVL)は、主に柱や梁(はり)に用いられる。

ちなみに直交集成板(CLT)は板材として用いられることが多いです。

選択肢3. 一般に、コンクリートのひび割れ幅が0.1〜0.2mm以上になると鉄筋の腐食が著しくなる。

正解です。

一般に、コンクリートのひび割れ幅が0.1〜0.2mm以上になると鉄筋の腐食が著しくなります。

選択肢4. 鋼材は等方性材料である。

正解です。

鋼材は工業製品であり、荷重の方向で力学特性が変わらないので、等方性材料となります。

選択肢5. 木材の含水率は、水分を含んでいる木材の質量の、絶乾質量に対する割合をいう。

不正解です。

木材の含水率は、水分の質量の、絶乾質量に対する割合をいいます。

ちなみに絶乾質量とは、木材の質量から水分の質量を差し引いたものです。

まとめ

建築材料と部材の性質に関する問は、特に専門的な分野となります。

しかし知識として覚えておいて損はないので、余裕があれば、それぞれの用語について調べてみるのが良いと思います。

参考になった数1