建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
建築物の構造概論 問101

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物の構造概論 問101 (訂正依頼・報告はこちら)

地震とその防災対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 耐震診断は、建築物の耐震改修の促進に関する法律に定められている。
  • Jアラートは、緊急の気象関係情報、有事関係情報を国から住民等に伝達するシステムである。
  • マグニチュードの値が1大きくなると、エネルギーは約30倍大きくなる。
  • 気象庁震度階級は、地震の揺れの強さを示す指標であり7階級に分類される。
  • 耐震診断が義務付けられている「要安全確認計画記載建築物」には、都道府県又は市町村が指定する緊急輸送道路等の避難路沿道建築物が含まれる。

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この過去問の解説 (1件)

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この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

地震とその防災対策に関する問では、毎年のように「震度」「マグニチュード」について問われる傾向にあります。

それぞれの違いについて、しっかりと把握しておきましょう。

選択肢1. 耐震診断は、建築物の耐震改修の促進に関する法律に定められている。

正解です。

耐震診断は、建築物の耐震改修の促進に関する法律に定められています。

選択肢2. Jアラートは、緊急の気象関係情報、有事関係情報を国から住民等に伝達するシステムである。

正解です。

Jアラート(全国瞬時警報システム)は、緊急の気象関係情報、有事関係情報を国から住民等へ伝達するシステムを指します。

選択肢3. マグニチュードの値が1大きくなると、エネルギーは約30倍大きくなる。

正解です。

マグニチュードの値が1大きくなると、エネルギーは約30倍大きくなります。

ちなみに、マグニチュードは地震の規模(地震そのものの大きさ)を表す指標であり、震度は、ある場所での地震による揺れの強さを表します。

誤って記憶しないように注意しましょう。

選択肢4. 気象庁震度階級は、地震の揺れの強さを示す指標であり7階級に分類される。

不正解です。

気象庁震度階級は、地震の揺れの強さを示す指標であり「震度0」「1」「2」「3」「4」「5弱」「5強」「6弱」「6強」「7」の、合計10階級となります。

選択肢5. 耐震診断が義務付けられている「要安全確認計画記載建築物」には、都道府県又は市町村が指定する緊急輸送道路等の避難路沿道建築物が含まれる。

正解です。

「要安全確認計画記載建築物(防災拠点建築物)」には、都道府県又は市町村が指定する緊急輸送道路等の避難路沿道建築物が含まれます。

まとめ

地震とその防災対策に関する問題では「Jアラート」のように、一般常識として知られている用語や、マニアックな内容が混在しています。

しかし、全体的に覚える内容は比較的少なく、シンプルなものが多いので、できる限り覚えていきましょう。

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