建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
建築物の構造概論 問104
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問題
第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 建築物の構造概論 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
建築基準法の用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 床面積とは、建築物の各階又はその一部で、壁その他区画の屋外側(外壁)境界線で囲まれた部分の水平投影面積のことである。
- 容積率(延べ面積/敷地面積)の制限に関して、一定割合の自動車車庫、駐車場等の面積は、延べ面積から差し引くことができる。
- 居室とは、人がある程度長い時間使用し続ける室空間で、階段、廊下、洗面所等、一時的な使用に供するものは含まれない。
- 主要構造部には、建物の基礎及び土台は含まれない。
- 耐火性能とは、通常の火災が終了するまでの間、当該火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
建築基準法の用語に関する問題では、「主要構造部」「構造耐力上主要な部分」についての問いが頻出する傾向にあります。
それぞれの特徴について、しっかりと把握しておきましょう。
不正解です。
床面積とは、建築物の各階又はその一部で壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積を言います。
正解です。
容積率とは、建築物の延べ面積を敷地面積で除した比のことを指します。
例えば、自動車車庫や駐車場の場合、その階の延べ面積の5分の1を限度として差し引くことができます。
正解です。
居室とは、人がある程度長い時間使用し続ける室空間を言います。
階段、廊下、洗面所等といった、一時的な使用に供するものは含まれません。
正解です。
主要構造部は「壁」「柱」「床」「梁(はり)」「屋根」「階段」の6つが該当します。
ちなみに構造耐力上主要な部分は「基礎」「基礎ぐい」「壁」「柱」「小屋組」「土台」「斜材」「床版」「屋根版又は横架材」となるので、それぞれ区別して覚えておきましょう。
正解です。
耐火性能とは、通常の火災が終了するまでの間、建築物の倒壊・延焼を防止するために当該建築物の部分に必要とされる性能のことを言います。
建築基準法の用語に関してですが、今回出題されたもの以外では「新築」「増築」「改築」「移転」についての定義について問われることもあります。
それぞれの違いについて確実に理解できるよう、調べておくことをお勧めします。
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