建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
給水及び排水の管理 問110
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問題
第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問110 (訂正依頼・報告はこちら)
給水設備で使用される貯水槽に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 鋼板製貯水槽は、防錆(せい)処理被膜の劣化状況の定期的な点検が必要である。
- FRP製貯水槽は、耐食性に優れている。
- FRP製貯水槽は、耐震などの機械的強度が高い。
- ステンレス鋼板製貯水槽は、表面がきれいで汚れも付きにくい。
- 木製貯水槽は、断熱性に優れている。
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この過去問の解説 (1件)
01
給水設備で使用される貯水槽に関する問題では、主に貯水槽の材質、その特徴について問われます。
「鋼板製貯水槽」「木製貯水槽」「FRP製貯水槽」について、しっかりと確認しておきましょう。
正解です。
鋼板製貯水槽は、防錆処理被膜の劣化状況の定期的な点検が必要となります。
ちなみに、FRP製に比べて機械的強度は大きいです。
正解です。
FRP製貯水槽は、耐食性に優れています。
ただし、紫外線に弱いというデメリットも併せ持っています。
不正解です。
FRP製貯水槽は、耐震などの機械的強度が低いです。
正解です。
ステンレス鋼板製貯水槽は、表面がきれいで汚れも付きにくいです。
ちなみに「液層部よりも気相部の方が腐食しやすく、気相部の腐食対策が必要である」という記述も度々登場するので、こちらも覚えておきましょう。
正解です。
木製貯水槽は、結露しにくく断熱性に優れています。
給水設備で使用される貯水槽に関する特徴ですが、限られた内容で、難しい用語などが少ないので、比較的覚えやすいと思います。
特に、「ステンレス鋼板製貯水槽は液層部よりも気相部の方が腐食しやすく、気相部の腐食対策が必要である」という特徴について出題されることが多いので、ぜひ覚えておいてください。
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