建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
給水及び排水の管理 問131
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問題
第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 給水及び排水の管理 問131 (訂正依頼・報告はこちら)
排水槽と排水ポンプに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排水水中ポンプは、吸込みピットの壁面から200mm以上離して設置する。
- 排水槽のマンホールは、排水水中ポンプ又はフート弁の直上に設置する。
- 即時排水型ビルピット設備は、排水槽の悪臭防止に有効である。
- 排水槽の底の勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする。
- 汚物ポンプの最小口径は40mmとする。
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この過去問の解説 (1件)
01
建築物の衛生管理において、排水設備の適切な設置と維持管理は非常に重要です。
特に、排水槽や排水ポンプの配置、設置基準、そして定期的な清掃や点検は、衛生的な環境を維持するための基本的な要素となります。
これらの基準は、建築物環境衛生管理技術者試験においても頻繁に出題されるテーマです。
では、問題を見てみましょう。
正しいです。
排水水中ポンプは、空気の巻き込みを防止するため、水流の乱れが少ない場所に設置し、周囲の壁などから200mm以上離すことが推奨されています。
正しいです。
排水槽のマンホールは、排水水中ポンプまたはフート弁の直上に設置することが適切とされています。
正しいです。
即時排水型ビルピット設備は、排水の滞留を防ぎ、悪臭の発生を抑制する効果があります。
正しいです。
排水槽の底部の勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とすることが適切とされています。
誤っています。
汚物ポンプの最小口径は、一般的に80mmとされています。40mmは汚水ポンプの最小口径であり、汚物ポンプには適用されません。
まとめ
排水槽と排水ポンプの設置・管理に関する基準は、建築物の衛生環境を維持する上で非常に重要です。特に、汚物ポンプの最小口径は80mmと定められており、汚水ポンプの最小口径である40mmと混同しないよう注意が必要です。
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