建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問52 (空気環境の調整 問7)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問52(空気環境の調整 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 温度差による換気量は、給気口と排気口の高さの差の平方根に比例する。
- 温度差による換気量は、室内外空気の密度差の平方根に比例する。
- 風力による換気量は、風圧係数の差に比例する。
- 風力による換気量は、外部風速に比例する。
- 開口部の風圧係数は、外部風の風向によって変化する。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは、「風力による換気量は、外部風速に比例する。」です。
この問題は「自然換気の換気量」に影響する要因に関するものです。自然換気は、風力(風圧)と温度差(浮力)を動力とするものです。
自然換気の設計は、換気量が「何に比例するか」という物理的理解が欠かせませんので正しく理解しましょう。
正しいです。高低差が大きいほど換気効果が高まり、理論的には給気口と排気口の高さの差の平方根に比例します。
正しいです。温度差によって密度差が生じ、それが浮力を生み換気を促進します。この密度差の平方根が換気量に関係します。
正しいです。→ 開口部の風上・風下での風圧係数の差が圧力差を生み、風による換気が起こります。
誤りです。正しくは「風速の平方に比例」するです。風による圧力(風圧)は速度の2乗に比例するため、
換気量も風速の2乗の平方根=風速に比例のように思われがちですが、
厳密には風速の2乗に比例するのが換気量計算のベースとなります。
正しいです。開口部にかかる風の方向が変われば、風圧係数も変化します。設計時の重要な要素となります。
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