建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問93 (建築物の構造概論 問3)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問93(建築物の構造概論 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート構造とその材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 直接土に接する壁において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、4cm以上としなければならない。
  • プレキャスト化された鉄筋コンクリート部材により、工期を短縮することができる。
  • 鉄筋コンクリート用棒鋼のSDの記号は、丸鋼を示す。
  • 梁(はり)のあばら筋は、せん断力に対して抵抗する。
  • 柱の帯筋の径は、6mm以上とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

鉄筋コンクリート構造とその材料に関する問題です。

管理の上では、構造と材料に関しても理解していなくてはならないということです。

選択肢1. 直接土に接する壁において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、4cm以上としなければならない。

誤:直接土に接する壁には、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは4㎝以上としています。

土に触れない箇所では3㎝となります。

かぶり厚さとは、コンクリート表面から直近の鉄筋表面までの距離のことです。

選択肢2. プレキャスト化された鉄筋コンクリート部材により、工期を短縮することができる。

誤:ブレキャスト化された鉄筋工クリート部材は、工期を短縮することが出来ます。

ブレキャストとは工場で生産された規格型したものです。

選択肢3. 鉄筋コンクリート用棒鋼のSDの記号は、丸鋼を示す。

正:鉄筋コンクリート用構造のSDは異形鉄筋を表します。

丸鋼は、SRと表します。

選択肢4. 梁(はり)のあばら筋は、せん断力に対して抵抗する。

誤:梁のあばら筋、帯筋、折曲筋は、せん断力に対して抵抗するようになります。

主筋は曲げ応力に抵抗します。

選択肢5. 柱の帯筋の径は、6mm以上とする。

誤:柱の帯筋の径は、6㎜以上とします。

まとめ

ビル管理の上で、管理するビルがどのような構造をしているかを把握していないといけないことが分かる問題でした。

そのための規格等を理解するためのモノでした。

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