建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問92 (建築物の構造概論 問2)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問92(建築物の構造概論 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の基礎構造と地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 沖積層は、一般に大きな地耐力を有する。
  • 標準貫入試験は、地盤の強度や変形等の情報を得るために行う。
  • 液状化は、海岸や埋立地等で起こりやすい。
  • 圧密は、粘土質地盤に圧力がかかり水分が徐々に逸出し地盤が圧縮されることをいう。
  • 地業は、基礎スラブより下に設けた割ぐり石、捨てコンクリート等の部分をいう。

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この過去問の解説 (1件)

01

建築物の基礎構造と地盤に関する問題です。

聞きなれない建築用語がありますが、ビルを管理する上手で重要なこととなります。

選択肢1. 沖積層は、一般に大きな地耐力を有する。

正:沖積層は、川や海の働きによって出来た地層です。

したがって地層の構成が一様でない為不安定で地帯力は弱くなります。

選択肢2. 標準貫入試験は、地盤の強度や変形等の情報を得るために行う。

誤:標準貫入試験は、地盤の工学的性質と試料を求めるために行う試験です。

そこから強度や変形等の情報を得ます。

選択肢3. 液状化は、海岸や埋立地等で起こりやすい。

誤:液状化は、海岸や埋立地等で起こります。

頑強に固めた地盤でも地震等のさらに強いエネルギーで液状化します。

選択肢4. 圧密は、粘土質地盤に圧力がかかり水分が徐々に逸出し地盤が圧縮されることをいう。

誤:圧密は、粘土質の地盤から圧力で水分が逸出して圧縮されることを言います。

選択肢5. 地業は、基礎スラブより下に設けた割ぐり石、捨てコンクリート等の部分をいう。

誤:地業は、基礎スラブより下に設けた割ぐり石、捨てコンクリート等の部分を言います。

まとめ

ビルを管理する上での、ビルを支えている地盤に関しての問題でした。

ビル自身のみでなく、地盤にも目を向けなくではいけないことを指摘する問題です。

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