建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問101 (建築物の構造概論 問11)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問101(建築物の構造概論 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

建物の防火対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 特定防火設備は、鉄製防火扉等、火災を閉じ込めることができる性能を有する防火設備である。
  • 防炎製品は、カーテン、暗幕、絨毯(じゅうたん)等に薬剤処理をして着火や燃え広がりを効果的に抑制したもので、消防法令で定められている。
  • 建築基準法令で定められる非常用照明装置の避難上有効な照度は、光源が白熱電灯の場合とLEDランプの場合では異なる。
  • 第二種排煙は、給気ファンにより排煙対象室に正圧をかけた排煙で、押出し排煙とも呼ばれる。
  • 非常用進入口は、非常時の消防隊の進入口として用いられるもので、逆三角形の赤色反射塗料で3階以上の階の窓等に表示される。

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この過去問の解説 (1件)

01

建物の防火対策に関する問題です。

起きないことが一番いいですが、いざということのことに備えておくのも大切なことです。

選択肢1. 特定防火設備は、鉄製防火扉等、火災を閉じ込めることができる性能を有する防火設備である。

誤:特定防火設備は、鉄製防火扉等、火災を閉じ込める性能を有するものです。

そのため、そういう扉は出入り以外の時は常時閉にしておきます。

選択肢2. 防炎製品は、カーテン、暗幕、絨毯(じゅうたん)等に薬剤処理をして着火や燃え広がりを効果的に抑制したもので、消防法令で定められている。

正:カーテン、暗幕、絨毯等は、防炎製品でなく防炎物品とされています。

一度設置したら交換や清掃するまではそのままのモノが当たります。

選択肢3. 建築基準法令で定められる非常用照明装置の避難上有効な照度は、光源が白熱電灯の場合とLEDランプの場合では異なる。

誤:建築基準法令で定められている非常用照準装置の避難上有効照度は、光源が白熱灯の場合とLEDランプの時とは異なります。

選択肢4. 第二種排煙は、給気ファンにより排煙対象室に正圧をかけた排煙で、押出し排煙とも呼ばれる。

誤:第二種排煙は、給気ファンによって排煙対象室に正圧をかけた排煙で、押出し排煙とも呼ばれます。

給気排気をどちらも機械で行うのが第一種、給気のみを機械で行うのが第二種、排気を機械で行うのが第三種となっています。

選択肢5. 非常用進入口は、非常時の消防隊の進入口として用いられるもので、逆三角形の赤色反射塗料で3階以上の階の窓等に表示される。

誤:非常用入口は、非常時消防隊が侵入口として、逆三角形の赤色反射塗料で3階以上の窓等に表示されます。

 

まとめ

日ごろから意識することは難しいと思いますが、何かあってからでは遅いので気に掛けるようにしていきましょう。

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