建築物環境衛生管理技術者（ビル管理士）過去問
第54回（令和6年度（2024年））
問110 (給水及び排水の管理問5)

問題文

給水設備における水質劣化の原因に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

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問題

建築物環境衛生管理技術者（ビル管理士）試験第54回（令和6年度（2024年））問110（給水及び排水の管理問5）（訂正依頼・報告はこちら）

給水設備における水質劣化の原因に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

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給水設備における水質劣化の原因に関する問題です。

水は生活に欠かせないものですが、反面反応性も高いため様々な物質を溶解させます。

選択肢1. スケールは、水の硬度成分によって生じ、配管の詰まりの原因となる。

誤：スケールとは、水の硬度成分により配管のふちに固まった物質を指します。

それが詰まりの原因となります。

選択肢2. 赤水は、亜鉛めっき鋼管の給水配管で亜鉛層の防食効果が失われ、素地の鉄が腐食することによって生じる。

誤：赤水とは、亜鉛メッキ鋼管の給水配管中で防食効果が失われ、素地の鉄が腐食されて生じたものです。

選択肢3. スライム障害は、細菌類や藻類の増殖によって生じ、消毒効果の低下の原因となる。

誤：スライム障害とは、細菌類や藻類の増殖により、消毒効果の低下につながります。

選択肢4. 白濁水は、亜鉛めっき鋼管の亜鉛の腐食生成物が水に混ざって白濁することによって生じる。

誤：白濁水とは、亜鉛メッキ鋼管の亜鉛の腐食生成物が水と混合して白濁したものです。

選択肢5. トリハロメタンは、水槽内の水温の低下によって、その生成量が増加する傾向にある。

正：トリハロメタンは、液体であるために水温の低下で溶けにくくなります。

除去には煮沸させて15から20分間沸騰させ続けます。

まとめ

水処理のみでなく、処理後の水槽内、配送する配管内のことにも目を向けなくてはならないことを意識させる問題でした。

設備の隅々まで管理を行き届けましょう。

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