建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問123 (給水及び排水の管理 問18)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問123(給水及び排水の管理 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 真空式温水発生機は、缶体内を大気圧より低く保持しながら水を沸騰させる。
  • 耐熱性硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管には、管端防食継手を使用する。
  • ヒートポンプは、排熱を利用した給湯熱源機器としても使用される。
  • 給湯を停止できない施設では、貯湯槽の台数分割が必要になる。
  • 熱交換器を用いて排水から熱回収する場合は、熱効率を上げるために直接熱交換を行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

給湯設備に関する問題です。

給湯器から各設備につなげるものなので重要な設備になります。

選択肢1. 真空式温水発生機は、缶体内を大気圧より低く保持しながら水を沸騰させる。

誤:真空式温水発生機は、缶水内を大気圧よりも低い圧力を保持して沸騰させます。

真空に近いため大気圧よりも低い圧力で沸騰させられます。

富士山山頂では90℃前後、エベレスト山頂では80℃弱で沸騰するそうです。

選択肢2. 耐熱性硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管には、管端防食継手を使用する。

誤:耐熱性硬質ポリ塩化ビニルライニング鋼管は管耐防食継手を用います。

選択肢3. ヒートポンプは、排熱を利用した給湯熱源機器としても使用される。

誤:ヒートポンプは、排熱を利用した給湯熱源機器としても使用されます。

選択肢4. 給湯を停止できない施設では、貯湯槽の台数分割が必要になる。

誤:給湯を停止できない施設では、貯湯槽の台数分割が必要になります。

もし使用していた貯特槽が故障した時の予備機として用いています。

選択肢5. 熱交換器を用いて排水から熱回収する場合は、熱効率を上げるために直接熱交換を行う。

正:熱交換器を用いて排水から熱回収するときは、1度熱媒となるものを1か所にためてから分配して熱交換を行います。

そうしないと目的の温度にすることが難しくなります。

まとめ

発生した熱の有効利用を問いている問題でした。

なんでも使い方次第で捨てずに使用できる未来のためにまとめておきましょう。

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