建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問167 (ねずみ、昆虫等の防除 問2)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問167(ねずみ、昆虫等の防除 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

湯沸室内で図に示すゴキブリが捕獲された。このゴキブリの生態等に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
なお、このゴキブリ(成虫)の体長は約12mm。前胸背板にある2本の縦長で太いハの字形に見える斑紋以外は、全体に黄褐色であった。
問題文の画像
  • 主として屋外に生息するが、建築物内にも侵入する。
  • 毒餌(食毒剤)に対して喫食抵抗性を示す集団の存在が報告されている。
  • 日本の気候では、卵から成虫になるまでに約1年を要する。
  • 幼虫と成虫では、餌や活動場所が異なる。
  • 雌成虫は、卵鞘(しょう)を唾液などでくぼみや隙間等に固着させる。

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この過去問の解説 (1件)

01

図のゴキブリはチャバネゴキブリという種類のものです。

出題頻度も高いみたいです。

選択肢1. 主として屋外に生息するが、建築物内にも侵入する。

誤:飲食店内でよく見かける種類です。

建築物内で最も見られるものです。

選択肢2. 毒餌(食毒剤)に対して喫食抵抗性を示す集団の存在が報告されている。

正:毒餌に対して、喫食抵抗性を示します。

市販の毒餌が効かなくなっていくことはよく聞きます。

選択肢3. 日本の気候では、卵から成虫になるまでに約1年を要する。

誤:卵から成虫まで10日程度です。

室温が高いほど成長も早く25℃だと33日から70日という飼育報告もあります。

選択肢4. 幼虫と成虫では、餌や活動場所が異なる。

誤:生涯かけて基本雑食でなんでも食べます。

活動場所も大きく異なることはありません。

選択肢5. 雌成虫は、卵鞘(しょう)を唾液などでくぼみや隙間等に固着させる。

誤:卵鞘を尾端に持ち保持します。

まとめ

チャバネゴキブリの生態についての問題でした。

詳しくなってもという気は否めませんが、生命力だけは見習いたいものです。

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