第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
理論 問18

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 理論 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

図1の端子a―d間の合成静電容量について、次の問に答えよ。

図3を用いて、図1の端子b―c―d間をY結線回路に変換したとき、図1の端子a―d間の合成静電容量C0の値[µF]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3番の、4.8[μF]です。


1、Y変換後のC’[μF]を求めます

1-1)⊿→Y変換の公式から、Yにしたときのインピーダンスを求めます。

 Za=(Zab*Zbc) / (Zab+Zbc+Zca)・・・①


1-2)今回は全ての素子がC=3[μF]なので、下記の関係を確認します。

 Zab=Zbc=Zca=1/(ωC)・・・②


1-3)①式に②式を代入します。

 Za={1/(ωC)^2}/{3/(ωC)}
  =1 / (ω3C)・・・③


1-4)③式より、Y変換後の静電容量C'を求めます。

 Za = 1 / (ωC’) = 1 / (ω3C)

 よって、C' = 3C = 3*3[μF]=9[μF]

 となります。


2、Y変換後の回路を接続し、Co[μF]を求めます。
 (※下の参考図を参照願います)

2-1、上の直列部の合成静電容量を求めます。

 1/{(1/9)+(1/9)}=1/(2/9)=9/2[μF]


2-2、下の直列部の合成静電容量を求めます。

 1/{(1/18)+(1/9)}=1/(3/18)=6[μF]


2-3、上の直列部と、下の直列部の並列合成静電容量を求めます。

 9/2+6=21/2[μF]


2-4、上記の値と直列接続された9[μF]との合成静電容量を求めます。

 1/{(2/21)+(1/9)} = 1/(13/63)=63/13≒4.8[μF]


となります。

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02

コンデンサ3個のΔ結線をY結線に変換するときは単純に3倍すればよいので
C=9μF

Y結線の1辺と9μFの直列静電容量は
1/9+1/9=2/9
よって4.5μF

同様にY結線の1辺と18μFの直列静電容量は
1/9+1/18=3/18
よって6μF

その2つの並列静電容量は
4.5+6=10.5μF

残りの1辺と10.5μFを直列させると
1/9+1/10.5=13/63
おおよそ4.8μFとなります。

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03

まず、9[μF]と9[μF]に係る合成静電容量C1を求めると、

 

 C1=9×9/(9+9)=4.5[μF] となります。

 

次に、9[μF]と18[μF]に係る合成静電容量C2を求めると、

 

 C2=9×18/(9+18)=6[μF] となります。

 

最後に、合成静電容量C0を求めると、

 

 C0={(4.5+6)×9)}/{(4.5+6)+9}=4.85[μF] となります。 

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