第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
電力 問33

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 電力 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、地中配電線路の得失に関する記述である。

地中配電線路は、架空配電線路と比較して、( ア )が良くなる、台風等の自然災害発生時において( イ )による事故が少ない等の利点がある。
一方で、架空配電線路と比較して、地中配電線路は高額の建設費用を必要とするほか、掘削工事を要することから需要増加に対する( ウ )が容易ではなく、またケーブルの対地静電容量による( エ )の影響が大きい等の欠点がある。

上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
  • (ア)都市の景観  (イ)他物接触   (ウ)設備増強  (エ)フェランチ効果
  • (ア)都市の景観  (イ)操業者過失  (ウ)保護協調  (エ)フェランチ効果
  • (ア)需要率    (イ)他物接触   (ウ)保護協調  (エ)電圧降下
  • (ア)都市の景観  (イ)他物接触   (ウ)設備増強  (エ)電圧降下
  • (ア)需要率    (イ)操業者過失  (ウ)設備増強  (エ)フェランチ効果

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この過去問の解説 (3件)

01

地中配電線路により景観が向上し、台風などにおける物の接触が減る一方、需要増加に対する設備増強に費用がかかります。
これにより1または4に限られます。

相電路のリアクタンスのために、特に軽負荷の場合に受電端電圧に対して電流が進み電流になり、受電端の電圧が送電端の電圧より高くなる現象、フェランチ効果が起きます。
以上より1が正解です。

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02

正しい組み合わせは、下記のとおりになります。

 

(ア)都市の景観

地中配電線路は、架空配電線路と比較して、【都市の景観】が良くなります。

 

(イ)他物接触

風等の自然災害発生時において【他物接触】による事故が少ない等の利点があります。

 

(ウ)設備増強

架空配電線路と比較して、地中配電線路は高額の建設費用を必要とするほか、掘削工事を要することから需要増加に対する【設備増強】が容易ではありません。

 

(エ)フェランチ効果

ケーブルの対地静電容量による【フェランチ効果】の影響が大きい等の欠点があります。

参考になった数3

03

正しい組み合わせは、1番です。


(ア)
地中配電線路は、架空配電線路と比較して、「都市の景観」が良くなります。


(イ)
また、台風等の自然災害発生時において「他物接触」による事故が少ない等の利点があります。


(ウ)
一方で、架空配電線路と比較して、地中配電線路は高額の建設費用を必要とするほか、掘削工事を要することから需要増加に対する「設備増強」が容易ではありません。


(エ)
またケーブルの対地静電容量による「フェランチ効果」の影響が大きい等の欠点がある。

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