第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
電力 問34

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問題

第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 電力 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

スポットネットワーク方式及び低圧ネットワーク方式(レギュラーネットワーク方式ともいう)の特徴に関する記述として、誤っているものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
  • 一般的に複数回線の配電線により電力を供給するので、1回線が停電しても電力供給を継続することができる配電方式である。
  • 低圧ネットワーク方式では、供給信頼度を高めるために低圧配電線を格子状に連系している。
  • スポットネットワーク方式は、負荷密度が極めて高い大都市中心部の高層ビルなど大口需要家への供給に適している。
  • 一般的にネットワーク変圧器の一次側には断路器が設置され、二次側には保護装置(ネットワークプロテクタ)が設罹される。
  • スポットネットワーク方式において、ネットワーク変圧器二次側のネットワーク母線で故障が発生したときでも受電が可能である。

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この過去問の解説 (3件)

01

スポットネットワーク方式とは、複数の需要家で共用する2本以上の特別高圧配電線路から引き込み、受電用断路器を通して接続されたネットワーク変圧器を構内ネットワーク母線で並行運転させる配電方式のことです。

したがって、構内ネットワーク母線で故障が発生したときは受電できなくなります。

したがって5が誤りです。

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02

誤っている記述は、5番です。


スポットネットワーク方式において、ネットワーク変圧器二次側のネットワーク母線で故障が発生すると、受電している全回線が同じ事故様相となり、全回線が遮断されます。つまりネットワーク母線の故障が発生すると受電が出来なくなります。


1、スポットネットワーク方式及び低圧ネットワーク方式に関する正しい記述です。


2、低圧ネットワーク方式に関する正しい記述です。


3、スポットネットワーク方式に関する正しい記述です。


4、スポットネットワーク方式の受電設備構成に関する正しい記述です。


5、上記の通り、誤った記述です。

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03

スポットネットワーク方式及び低圧ネットワーク方式の基本的な問題です。

構成を覚えておきましょう。

選択肢5. スポットネットワーク方式において、ネットワーク変圧器二次側のネットワーク母線で故障が発生したときでも受電が可能である。

スポットネットワーク方式において、ネットワーク変圧器二次側のネットワーク母線で故障が発生したときでも受電が可能でありませんので、誤りとなります。

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