第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
電力 問39

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 電力 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、三相3線式変電設備を単線図で表したものである。
現在、この変電設備は、a点から3800kV·A、遅れ力率0.9の負荷Aと、b点から2000kW、遅れ力率0.85の負荷Bに電力を供給している。b点の線間電圧の測定値が22000Vであるとき、次の問に答えよ。
なお、f点とa点の間は400m、a点とb点の間は800mで、電線1条当たりの抵抗とリアクタンスは1km当たり0.24Ωと0.18Ωとする。また、負荷は平衡三相負荷とする。

負荷Aと負荷Bで消費される無効電力の合計値[kvar]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 2710
  • 2900
  • 3080
  • 4880
  • 5120

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は2番の2900[kvar]です。


1、負荷Aの無効電力QAを求めます。

 QA=3800*√(1-0.9^2)
   ≒1656.4[kvar]


2、負荷Bの無効電力QBを求めます。

 QB=2000/0.85*√(1-0.85^2)
   ≒1239.5[kvar]


3、無効電力の合計値Qを求めます。

 Q=QA+QBより
  ≒1656.4+1239.5
  =2895.9[kvar]

よって、最も近いものは2番の2900[kvar]になります。

参考になった数8

02

負荷A及び負荷Bの無効電力の和を求めます。


なお、無効電力は、皮相電力と無効率の積となります。

 

 Q=3800×√(1-0.92)+2000/0.85*√(1-0.852)
   ≒2900[kvar]
 

参考になった数2