第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
電力 問38
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 電力 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
定格出力1000MW、速度調定率5%のタービン発電機と、定格出力300MW、速度調定率3%の水車発電機が周波数調整用に電力系統に接続されており、タービン発電機は80%出力、水車発電機は60%出力をとって、定格周波数(60Hz)にてガバナフリー運転を行っている。
系統の負荷が急変したため、タービン発電機と水車発電機は速度調定率に従って出力を変化させた。
次の問に答えよ。
ただし、このガバナフリー運転におけるガバナ特性は直線とし、次式で表される速度調定率に従うものとする。また、この系統内で周波数調整を行っている発電機はこの2台のみとする。
n2導出の参考
出力を変化させ、安定した後の水車発電機の出力の値[MW]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
系統の負荷が急変したため、タービン発電機と水車発電機は速度調定率に従って出力を変化させた。
次の問に答えよ。
ただし、このガバナフリー運転におけるガバナ特性は直線とし、次式で表される速度調定率に従うものとする。また、この系統内で周波数調整を行っている発電機はこの2台のみとする。
n2導出の参考
出力を変化させ、安定した後の水車発電機の出力の値[MW]として、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
- 130
- 150
- 180
- 210
- 230
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この過去問の解説 (3件)
01
【解説】
まずは前問にて、f2=59.7[Hz]と求まっていますので、問題文中のリンクを確認してください。
この問題では、水車発電機の速度調定率の式から、変化後の出力P2を求めていきます。
【計算】
水車発電機について、問題文中に示されている値をまとめます。
Pn=300[MW]
R=0.03
P1=300*0.6=180[MW]
fn=60[Hz]
f1=60[hz]
上記を速度調定率の式に代入し、f2を求めます。
0.03={(59.7-60)/60/(180-P2)/1000}
(180-P2)/300=-1/6
P2=300/6+180=230[MW]
となります。
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02
水車について前問と同様に速度調定率について整理すると
{(n2-n1)/nn}/{(P1-P2)/Pn}
={(f2-f1)/fn}/{(P1-P2)/Pn}
={(59.7-60)/60}/{(300×0.6-P2)/300}
=0.03
これをP2について解くと230MWとなります。
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03
速度調定率Rの公式に数値を代入することで求められます。
3=(59.7-60/60)/(300×0.6-P2/300)×100
P2について解くと、P2=230[MW]
f2=59.7[Hz] となります
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