第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
機械 問46
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 機械 問46 (訂正依頼・報告はこちら)
定格電圧、定格電流、力率1.0で運転中の三相同期発電機がある。百分率同期インピーダンスは85%である。励磁電流を変えないで無負荷にしたとき、この発電機の端子電圧は定格電圧の何倍になるか。最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
ただし、電機子巻線抵抗と磁気飽和は無視できるものとする。
ただし、電機子巻線抵抗と磁気飽和は無視できるものとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
【解説】
この問題は、
「百分率同期インピーダンスは85%」
ということの意味を理解すると、答えを導くことが出来ます。
上記の意味は、「定格電流が流れたとき、同期インピーダンスで発生する逆起電力は、定格電圧の0.85倍になる」という意味です。
つまり、定格電流で運転中の状態を式で表すと以下のようになります。
E=V+JXI
E:内部誘起電圧
V:端子電圧
XI:同期インピーダンスで発生する逆起電力
次に、励磁電流を変えないで無負荷にしたときの式を考えると以下のようになります。
E=V’
V’:無負荷にした時の端子電圧
上記の式を解説すると、励磁電流が変わっていないため、Eは不変です。また、無負荷になったため、同期インピーダンスで発生する逆起電力は0になります。
つまり、この問題は、
・V=1
・XI=0.85
として、Eを求めれば、良いことになります。
(言い換えると、励磁電流を変えないで無負荷にしたとき、この発電機の端子電圧は定格電圧の何倍になるか、が求まります。)
【計算】
E=V+JXIより
|E|=√(1+0.85^2)
≒1.3[倍]=V’
となります。
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02
したがって
E=√{V^2+(0.85V)^2}
≒1.3V
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03
計算は、下記のとおりです。
百分率同期インピーダンスは85%であることに着目するとよいです。
よって、計算式は、下記のとおりです。
・E=√(12+0.852)=1.312=1.3
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