第三種電気主任技術者の過去問
平成27年度(2015年)
法規 問77
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問題
第三種 電気主任技術者試験 平成27年度(2015年) 法規 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
周囲温度が25℃の場所において、単相3線式(100/200V)の定格電流が30Aの負荷に電気を供給する低圧屋内配線Aと、単相2線式(200V)の定格電流が30Aの負荷に電気を供給する低圧屋内配線Bがある。いずれの負荷にも、電動機又はこれに類する起動電流が大きい電気機械器具は含まないものとする。二つの低圧屋内配線は、金属管工事により絶縁電線を同一管内に収めて施設されていて、同配管内に接地線は含まない。低圧屋内配線Aと低圧屋内配線Bの負荷は力率100%であり、かつ、低圧屋内配線Aの電圧相の電流値は平衡しているものとする。また、低圧屋内配線A及び低圧屋内配線Bに使用する絶緑電線の絶縁体は、耐熱性を有しないビニル混合物であるものとする。
周囲温度による許容電流補正係数k1の値と、金属管に収めて使用する場合の電流減少係数k2の値の組合せとして、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
周囲温度による許容電流補正係数k1の値と、金属管に収めて使用する場合の電流減少係数k2の値の組合せとして、最も近いものを次の( 1 )〜( 5 )のうちから一つ選べ。
- k1:1.00 k2:0.56
- k1:1.00 k2:0.63
- k1:1.08 k2:0.56
- k1:1.08 k2:0.63
- k1:1.08 k2:0.70
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この過去問の解説 (2件)
01
【解説】
k1については公式が示されているので、そちらに代入して求めます。なおθは30℃以下の場合はθ=30とするよう、問題文中に示されていますので、そのまま適用します。
k2については、表から求めます。「同一管内の電線線」をどう考えるかがポイントです。
【計算】
●k1を求めます。
k1=√{(60-30)/30}=1
●k2を求めます。
「同一管内の電線線」を求めます。
・単相3線式
「電圧相の電流値は平衡しているものとする」
とあるため、中性線には電流は流れません。
→2本
・単相2線式(200V)
→2本
「同一管内の電線線」=2+2=4本
よって、表より k2=0.63
●まとめますと
k1=1.00
k2=0.63
となります。
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02
k1=√(60-30)/30=1となります。
同一管内の線数ですが、問題文中に「同配管内に接地線は含まない。」と記載があり、
単相三線式は中性線があるため、二線となります。
したがって二線+二線=4となるため、
k2=0.63となります。
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