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第三種電気主任技術者の過去問 平成29年度(2017年) 機械 問53

問題

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図1は、平滑コンデンサをもつ単相ダイオードブリッジ整流器の基本回路である。なお、この回路のままでは電流波形に高調波が多く含まれるので、実用化に当たっては注意が必要である。
図1の基本回路において、一定の角周波数ωの交流電源電圧をvs、電源電流をi1、図中のダイオードの電流をi2、i3、i4、i5とする。平滑コンデンサの静電容量は、負荷抵抗の値とで決まる時定数が電源の1周期に対して十分に大きくなるように選ばれている。図2は交流電源電圧vsに対する各部の電流波形の候補を示している。図1の電流i1、i2、i3、i4、i5の波形として正しい組合せを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
問題文の画像
   1 .
[ i1 ]電流波形1  [ i2 ]電流波形4  [ i3 ]電流波形3  [ i4 ]電流波形3  [ i5 ]電流波形4
   2 .
[ i1 ]電流波形2  [ i2 ]電流波形3  [ i3 ]電流波形4  [ i4 ]電流波形4  [ i5 ]電流波形3
   3 .
[ i1 ]電流波形1  [ i2 ]電流波形4  [ i3 ]電流波形3  [ i4 ]電流波形4  [ i5 ]電流波形3
   4 .
[ i1 ]電流波形2  [ i2 ]電流波形4  [ i3 ]電流波形3  [ i4 ]電流波形3  [ i5 ]電流波形4
   5 .
[ i1 ]電流波形1  [ i2 ]電流波形3  [ i3 ]電流波形4  [ i4 ]電流波形4  [ i5 ]電流波形3
( 第三種 電気主任技術者試験 平成29年度(2017年) 機械 問53 )
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この過去問の解説 (2件)

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全波整流回路で、電源電流i1の波形とダイオード電流i2~i5の波形を選ぶ問題です。

電源電圧vsが+電圧の時と-電圧で分けて考えます。

1)vsが+電圧の時(ωtが 0~π、2π~ の時)

電流は、ダイオードが順方向に接続されている経路を流れていきます。
vs(出発) → i1 → i2 → 負荷抵抗・コンデンサ → i5 → vs(到着)

電流は、i1とi2とi5を流れます。
i3とi4には流れません。(整流作用で流れない)


2)vsが-電圧の時(ωtが π~2π までの時)

電源電圧が-電圧なので、電流はダイオードが逆方向に接続されている経路を流れていきます。
vs(出発) → i3 → 負荷抵抗・コンデンサ → i4 → i1 → vs(到着)

i1とi3とi4を電流が流れます。
i2とi5には流れません。(整流作用で流れない)

i1の電流は図1の矢印とは逆方向の向きなので、-電流となります。


それでは、正解を導き出します。

i1は、”電流波形1”となります。
 ωt 0~πは、+電流が流れる
 ωt π~2πは、-電流が流れる
 ωt 2π~ は、+電流が流れる
 
i2は、”電流波形3”となります。
 ωt 0~πは、+電流が流れる
 ωt π~2πは、電流が流れない
 ωt 2π~ は、+電流が流れる

i3は、”電流波形4”となります。
 ωt 0~πは、電流が流れない
 ωt π~2πは、+電流が流れる
 ωt 2π~ は、電流が流れない

i4は、”電流波形4”となります。
 ωt 0~πは、電流が流れない
 ωt π~2πは、+電流が流れる
 ωt 2π~ は、電流が流れない

i5は、”電流波形3”となります。
 ωt 0~πは、+電流が流れる
 ωt π~2πは、電流が流れない
 ωt 2π~ は、+電流が流れる

よって、i1;電流波形1、i2:電流波形3、i3:電流波形4、i4:電流波形4、i5:電流波形3

正解は「5」となります。

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解答・解説
電流i2が流れるダイオードをD1、i3が流れるダイオードをD2、i4が流れるダイオードをD3、i5が流れるダイオードをD4とすると、Vs>0の場合、D1とD4のダイオードが導通します。
Vs<0の場合、D2とD3のダイオードが導通します。
しかし、平滑コンデンサを持つ単相ダイオードブリッジ整流回路の場合、平滑コンデンサの電圧をVcとすると、Vs>Vcの時でないと電流が流れません。
平滑コンデンサはVs>Vcの時に充電、Vs<Vcの時に放電を行いますので、VcはVsを平滑したような波形となります。
以上のことから対応する電流波形は5番のi1:電流波形1、i2:電流波形3、i3:電流波形4、i4:電流波形4、i5:電流波形3となります。

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