第三種電気主任技術者の過去問
令和元年度(2019年)
電力 問27
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和元年度(2019年) 電力 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発電に関する記述として、誤っているものを次の( 1 )~( 5 )のうちから一つ選べ。
- 燃焼用空気は、空気圧縮機、燃焼器、ガスタービン、排熱回収ボイラ、蒸気タービンを経て、排ガスとして煙突から排出される。
- ガスタービンを用いない同容量の汽力発電に比べて、起動停止時間が短く、負前追従性が高い。
- ガスタービンを用いない同容量の汽力発電に比べて、復水器の冷却水量が少ない
- ガスタービン入口温度が高いほど熱効率が高い。
- 部分負術に対応するための、単位ユニットの運転台数の増減が可能なため、部分負荷時の熱効率の低下が小さい。
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この過去問の解説 (2件)
01
誤りです。カスタービンを回し終えた排ガスは、その余熱で水を沸騰させ、そこで発生した蒸気が蒸気タービンを回し、発電を行います。よって、蒸気タービンによる発電に使われるのは排ガスではなく、排ガスによって熱せられて発生した蒸気であるため、排ガスが蒸気タービンを経るとしている点が誤りです。
(2)
正しいです。コンバインドサイクル発電では、汽力発電に比べて蒸気タービンを回すために使われる水量が少ないため、起動および停止時間が短くなり、負荷追従性がたかくなります。
(3)
正しいです。
(4)
正しいです。タービン入り口圧力を高めると、作動流体の密度が高くなるため、出力が大きくなり、効率を高めることができます。
(5)
正しいです。発電機の運転台数を変化させることにより、高効率運転が可能です。
よって、(1)が正解です。
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02
(1)誤っている記述です。
燃焼用空気は、空気圧縮機、燃焼器、ガスタービン、排熱回収ボイラを経て、排ガスとして煙突から排出されます。
「蒸気タービン」は経由しません。蒸気タービンを経由するのは、排ガスではなく蒸気です。
(2)コンバインドサイクル発電に関する正しい記述です。
(3)コンバインドサイクル発電に関する正しい記述です。
(4)熱効率に関する正しい記述です。
(5)コンバインドサイクル発電に関する正しい記述です。
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