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第三種電気主任技術者の過去問 令和2年度(2020年) 機械 問53

問題

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慣性モーメント50kg・m2のはずみ車が、回転数1500min−1で回転している。このはずみ車に負荷が加わり、2秒間で回転数が1000min−1まで減速した。この間にはずみ車が放出した平均出力の値[kW]として、最も近いものを次の選択肢の中から一つ選べ。ただし、軸受の摩擦や空気の抵抗は無視できるものとする。
   1 .
34
   2 .
137
   3 .
171
   4 .
308
   5 .
343
( 第三種 電気主任技術者試験 令和2年度(2020年) 機械 問53 )
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この過去問の解説 (2件)

1

はずみ車が持っている運動エネルギーWは次のように計算できます。

 W = 0.5 * I * (2π*N / 60)2

ここで、Wは運動エネルギー(単位:J)、Iは慣性モーメント(kg・m^2)、Nは回転数(1 / min)です。

そこから、回転数がN0からN1に減った場合、運動エネルギーの変化は次のようになります。

式1) ⊿W = 0.5 * I * (2π / 60)2 * (N02 − N12)

注意:ここは回転数の「2乗の差」になります。「差の2乗」ではありません。

   要注意ポイントです。

平均出力P(単位:W)は運動エネルギーの変化と変化時間から計算できます。

式2) P = ⊿W / ⊿t

ここで、⊿tは秒で示します。

式1を式2を組み合わせると、平均出力は次のようになります。

 P = { 0.5 * I * (2π / 60)2 * (N02 − N12) } / ⊿t

問題文にある値を代入しますと、

 P = { 0.5 * 50 * (2π / 60)2* (15002 − 10002) } / 2

  = 171347 [W]

  ≒ 171 [kW]

以上により、選択肢の【171】が正解となります。

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-1

下記の回転体の運動エネルギーの公式を知らないと解くことができません。

W[J] = 1/2 × Jω2

 Jは慣性モーメント[kgm2]

 ωは回転速度[rad/s]

問題では、負荷を加えた前後の回転速度は

回転数[min-1]で与えられているため、

これをω1[rad/s]とω2[rad/s]に直すと、

 ω1 = 2π × 1500 /60 [rad/s]

 ω2 = 2π × 1000 /60 [rad/s]

回転体に負荷が加わり、減速した時の

エネルギー変化ΔWを考えます。

 ΔW = W1 − W2

   = 1/2 × 50 × (2π × 1500/60)2 − (2π × 1000/60)2

この変化は2秒間に起きたことから、

平均出力Pは、

P = ΔW/2 = 171439 W

     = 171.4 kW

よって、数値の近い[171]が正解です。

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