第三種電気主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
法規 問73

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和2年度(2020年) 法規 問73 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」における配線器具の施設に関する記述の一部である。

低圧用の配線器具は、次により施設すること。
a)( ア )ように施設すること。ただし、取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所に施設する場合は、この限りでない。
b)湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は、防湿装置を施すこと。
c)配線器具に電線を接続する場合は、ねじ止めその他これと同等以上の効力のある方法により、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続するとともに、接続点に( イ )が加わらないようにすること。
d)屋外において電気機械器具に施設する開閉器、接続器、点滅器その他の器具は、( ウ )おそれがある場合には、これに堅ろうな防護装置を施すこと。

上記の記述中の空白箇所(ア)~(ウ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の選択肢の中から一つ選べ。
  • ア:充電部分が露出しない             イ:張力    ウ:感電の
  • ア:取扱者以外の者が容易に開けることができない  イ:異常電圧  ウ:損傷を受ける
  • ア:取扱者以外の者が容易に開けることができない  イ:張力    ウ:感電の
  • ア:取扱者以外の者が容易に開けることができない  イ:異常電圧  ウ:感電の
  • ア:充電部分が露出しない             イ:張力    ウ:損傷を受ける

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この過去問の解説 (2件)

01

配線器具の施設に関する穴埋め問題です。

選択肢5. ア:充電部分が露出しない             イ:張力    ウ:損傷を受ける

低圧用の配線器具は、取扱者以外のものが容易に立ち入れする恐れがある場合、充電部分が露出しないように施設しなければなりません。

配線器具に電線を接続する場合、ネジ止めや、これに相当する効力以上の方法で接続し、さらに張力が生じないようにしなければなりません。

屋外においては、開閉器、点滅機、その他の器具は、損傷を受ける恐れがあるので、防護装置が必要です。

特に雨水のよる劣化に注意する必要があります。

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02

正解:【5】

a)~ dの内容は「電気設備技術基準の解釈」第150条【配線器具の施設】(p. 167)から引用されている内容となります。

空白箇所(ア)~(ウ)部分赤字で記載します。)

ーーーーーー

第150条 低圧用の配線器具は、次の各号により施設すること。

 一 充電部分が露出しないように施設すること。ただし、取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所に施設する場合は、この限りでない。

 二 湿気の多い場所又は水気のある場所に施設する場合は、防湿装置を施すこと。

 三 配線器具に電線を接続する場合は、ねじ止めその他これと同等以上の効力のある方法により、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続するとともに、接続点に張力が加わらないようにすること。

 四 屋外において電気機械器具に施設する開閉器、接続器、点滅器その他の器具は、損傷を受けるおそれがある場合には、これに堅ろうな防護装置を施すこと。

ーーーーーー

上記より、(ア)は「充電部分が露出しない」、(イ)は「張力」、(ウ)「損傷を受ける」となります。

以上により、選択肢の【5】が正解となります。

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