第三種電気主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)上期
機械 問13

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和4年度(2022年)上期 機械 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

文字や音声、画像などの情報を電気信号や光信号に変換してやりとりすることを電気通信といい、様々な用途や場所で利用されている。電気通信に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
  • 通信には、通信ケーブルを伝送路として用いる有線通信と、空間を伝送路として用いる無線通信がある。通信の用途に応じて適切な方式が選択される。
  • 電気信号に変換した情報を扱う方式として、アナログ方式とディジタル方式がある。アナログ方式は古くから使用されてきたが、ディジタル方式は、雑音(ノイズ)の影響を受けにくいことや、小型化しやすいこと、コンピュータで処理しやすいことなどから、近年では採用されることが多くなっている。
  • 光通信の伝送路として主に用いられる光ファイバケーブルでは、入射した光信号は屈折率の異なるコアとクラッドの間で全反射しながら進んでいく。光ファイバケーブルは伝送損失が非常に少なく、無誘導のため漏話しにくいことから、長距離の伝送に適している。
  • 無線通信に用いられる電波の伝わり方は、周波数や波長によって異なるために、通信の用途にあったものが用いられる。周波数の低い、すなわち波長の長い電波は直進性が強いために、特定の方向に向けて発信するのに適している。
  • データ通信における誤りの検出方法としてよく使用されるパリティチェック方式は、伝送データのビット列に対して、状態が”1”のビットの個数が奇数または偶数になるように、検査のためのビットを付け加えて送ることで、受信側で誤りを検出する方式である。

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この過去問の解説 (2件)

01

電気信号や光信号をやりとりする電気通信に関する問題です。

選択肢1. 通信には、通信ケーブルを伝送路として用いる有線通信と、空間を伝送路として用いる無線通信がある。通信の用途に応じて適切な方式が選択される。

問題文の通りです。

通信には、通信ケーブルを伝送路として用いる有線通信と、空間を伝送路として用いる無線通信があります。

これらは用途によって、使い分けられます。

選択肢2. 電気信号に変換した情報を扱う方式として、アナログ方式とディジタル方式がある。アナログ方式は古くから使用されてきたが、ディジタル方式は、雑音(ノイズ)の影響を受けにくいことや、小型化しやすいこと、コンピュータで処理しやすいことなどから、近年では採用されることが多くなっている。

問題文の通りです。

電気信号に変換した情報を扱う方式には、アナログ方式とディジタル方式があります。

アナログ方式は雑音(ノイズ)の影響を受けやすなどのデメリットがあります。

近年では雑音の影響を受けにくく、小型化しやすいなどの理由からディジタル方式が採用されることが多くなっています。

選択肢3. 光通信の伝送路として主に用いられる光ファイバケーブルでは、入射した光信号は屈折率の異なるコアとクラッドの間で全反射しながら進んでいく。光ファイバケーブルは伝送損失が非常に少なく、無誘導のため漏話しにくいことから、長距離の伝送に適している。

問題文の通りです。

光通信の伝送路として主に用いられる光ファイバケーブルでは、入射した光信号は屈折率の異なるコアとクラッドの間で全反射しながら進んでいきます。

光ファイバケーブルは伝送損失が非常に少なく、無誘導のため漏話しにくいため、長距離の伝送に適しています。

選択肢4. 無線通信に用いられる電波の伝わり方は、周波数や波長によって異なるために、通信の用途にあったものが用いられる。周波数の低い、すなわち波長の長い電波は直進性が強いために、特定の方向に向けて発信するのに適している。

誤りです。

無線通信に用いられる電波の伝わり方は、周波数や波長によって異なるため、通信の用途にあったものが用いられます。

周波数の高い(波長の短い)電波は直進性が強いため、特定の方向に向けて発信をするのに適しています

一方、周波数の低い(波長の長い)電波は回り込みがしやすいため、幅広い方向への発信をするのに適しています

選択肢5. データ通信における誤りの検出方法としてよく使用されるパリティチェック方式は、伝送データのビット列に対して、状態が”1”のビットの個数が奇数または偶数になるように、検査のためのビットを付け加えて送ることで、受信側で誤りを検出する方式である。

問題文の通りです。

データ通信における誤りの検出方法として用いられるパリティチェック方式は、伝送データのビット列に対して、状態が”1″のビットの個数が奇数または偶数になるよう、検査のためのビットを付け加えて送ることで、受信側で誤りを検出する方式です。

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02

電気通信に関する問題です。

選択肢1. 通信には、通信ケーブルを伝送路として用いる有線通信と、空間を伝送路として用いる無線通信がある。通信の用途に応じて適切な方式が選択される。

正しいです。

設問のとおりです。

選択肢2. 電気信号に変換した情報を扱う方式として、アナログ方式とディジタル方式がある。アナログ方式は古くから使用されてきたが、ディジタル方式は、雑音(ノイズ)の影響を受けにくいことや、小型化しやすいこと、コンピュータで処理しやすいことなどから、近年では採用されることが多くなっている。

正しいです。

設問のとおりです。

選択肢3. 光通信の伝送路として主に用いられる光ファイバケーブルでは、入射した光信号は屈折率の異なるコアとクラッドの間で全反射しながら進んでいく。光ファイバケーブルは伝送損失が非常に少なく、無誘導のため漏話しにくいことから、長距離の伝送に適している。

正しいです。

設問のとおりです。

選択肢4. 無線通信に用いられる電波の伝わり方は、周波数や波長によって異なるために、通信の用途にあったものが用いられる。周波数の低い、すなわち波長の長い電波は直進性が強いために、特定の方向に向けて発信するのに適している。

誤りです。

周波数が高く波長の短い電波は直進性で、伝搬可能な量が大きいです。

周波数が低く波長の長い電波は回り込みが可能ですが、伝搬可能な量は小さいです。

選択肢5. データ通信における誤りの検出方法としてよく使用されるパリティチェック方式は、伝送データのビット列に対して、状態が”1”のビットの個数が奇数または偶数になるように、検査のためのビットを付け加えて送ることで、受信側で誤りを検出する方式である。

正しいです。

設問のとおりです。

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