第三種電気主任技術者の過去問
令和5年度(2023年)上期
理論 問15

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和5年度(2023年)上期 理論 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

図の平衡三相回路について、次の問に答えよ。

端子a、cに100Vの単相交流電源を接続したところ、回路の消費電力は200Wであった。抵抗Rの値[Ω]として、最も近いものを次のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

単相交流回路に関する計算問題です。

抵抗がΔ接続なので三相交流回路の問題に見えますが、印加している電圧は単相100[V]なので、注意しましょう。

まずは回路の形を変えて計算しやすいようにします。b相は開放されているので、無視することができます。

電源100[V](a相)→R/2→Rと2Rの並列部分→R/2→電源(c相)という形にできれば、あとは合成抵抗を求めるだけです。

合成抵抗を計算すると1.667Rとなり、これに100[V]が印加されています。

電力はP=V2/Rより、R=V2/Pと変形できます。

1.667R = 1002/200 = 50

R = 50/1.667 = 30[Ω]となります。

50[Ω]と間違いそうですが、合成抵抗が50[Ω]であって、Rは30[Ω]です。

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02

合成抵抗は、5/3Rであることが分かります。

電流は、I=P/V=200/100=2[A]

よって、オームの法則より下記のとおり計算できます。

 

5/3R=V/I=100/2=50

R=50*3/5=30[Ω]

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