第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和5年度(2023年)下期
問19 (理論 問17(a))

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問題

第三種 電気主任技術者試験 令和5年度(2023年)下期 問19(理論 問17(a)) (訂正依頼・報告はこちら)

図1の端子a−d間の合成静電容量について、次の問に答えよ。

端子b−c−d間は図2のようにΔ結線で接続されている。これを図3のようにY結線に変換したとき、電気的に等価となるコンデンサCの値[μF]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

この問題を解くポイントは、Δ結線のコンデンサをY結線に変換することです。

それでは問題を見ていきましょう。

選択肢5. 9

Δ結線からY結線への変換をします。

Δ結線の各コンデンサの静電容量が3μFであるため、Y結線に変換する際の静電容量は以下の式で求められます。

CY=CΔ ÷ 3

ここで、CΔ=3μFなので、

CY=(3 ÷ 1) × 3=9μF

Y結線の各コンデンサの値は9μFとなります。

まとめ

Δ結線のコンデンサをY結線に変換する際には、静電容量が3倍になることを覚えておくと便利です。

答えは9.0μFとなります。

一言知識

Δ結線からY結線への変換は、インピーダンス計算でも頻繁に使用されます。

基本式を押さえておくと、交流回路の問題でも応用できます。

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02

Δ結線からY結線に変換した時の合成静電容量を求める計算問題です。

問題文から、Δ結線からY結線に変換する部分は以下の赤い部分となります。

 

 

計算に必要な値と量記号は以下の通りです。

 

Δ結線時の静電容量CΔ:3[μF]

 

Δ結線時のインピーダンス:ZΔ[Ω]

Y結線時のインピーダンス:ZY[Ω]

 

また、この問題を解くにあたり、下図のようなΔ結線とY結線におけるインピーダンスの変換関係の知識が必要となります。

 

 

選択肢5. 9

◆Δ結線時のインピーダンスを求めます

 

ZΔ=1/ωCΔ

=1/ω✕3✕10-6[Ω]

 

◆Y結線時のインピーダンスを求めます

 

ZY=(1/3)✕ZΔ

=(1/3)✕(1/ω✕3✕10-6)[Ω]

=(1/ω✕9✕10-6)[Ω]

 

Z=1/ωCの公式より、赤字の部分が静電容量を示していることになります。

 

したがって、Y結線に変換した時の静電容量は9[μF]となります。

まとめ

この問題でやりがちな間違いは、静電容量をインピーダンスに変換しないまま計算をすることです。

必ずインピーダンスに変換してから計算するようにしましょう。

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