第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問
令和6年度(2024年)下期
問23 (電力 問1)
問題文
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問題
第三種電気主任技術者(電験三種)試験 令和6年度(2024年)下期 問23(電力 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 電圧の大きさや周波数は、自動電圧調整器と調速機を用いて制御される。
- カプラン水車は、プロペラ水車の一種で、流量に応じて羽根の角度を調整することができるため、部分負荷での効率の低下が少ない。
- 発電所で発電された電力は、発電電圧を主変圧器で昇圧した後、送電される。この主変圧器には発電機側にY結線、系統側にΔ結線のものが多く用いられる。
- ペルトン水車は、水の衝撃力で回転する衝動水車の一つである。
- 水車発電機の回転速度は、汽力発電と比べて小さいため、発電機の磁極数は多くなる。
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この過去問の解説 (3件)
01
水力発電と主変圧器に関する記述で、誤っているものを選択する問題です。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
主変圧器には、Δ-Y結線が多く用いられます。
Δ-Y結線とすることで、
・発電機側では、高調波を系統側に流さない
・系統側では、昇圧が簡単
という利点があるためです。
したがって、この選択肢の記述が誤りとなります。
問題文の通りです。
問題文の通りです。
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02
水力発電に関して、誤っているものを選択する問題です。
電圧は自動電圧調整器、周波数は調速機で制御されます。
カプラン水車は流量に応じて羽根の角度を調整できるため、部分負荷効率が高いです。
主変圧器は一般に発電機側にΔ結線、系統側にY結線が多いです。つまりは、設問は逆となります。
ペルトン水車は衝動水車の一つです。
水車発電機は回転速度が小さいため極数は多くなります。
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03
水力発電に関する問題です。
各特長をしっかりと理解して問題文を読み解きましょう。
誤:電圧の大きさや周波数は、自動電圧調整器と調速機(ガバナ)を用いて制御されています。
誤:カプラ水車は、プロペラ水車の中でも落差や水量に応じて羽根の角度を調整できるものです。
正:発電所で発電された電力は、発電電圧を主変圧器で昇圧し、送電されます。
その工程は発電所側がΔ結線で昇圧用変圧器として用いられています。
誤:ペルトン水車は水車は、ノズルから噴出水を水車のバケットに当てて(衝動力)で回転させています。
誤:水力発電機の回転速度は、汽力発電と比べると小さいために極数を多くする必要があります。
水力発電の原理についての問題でした。
汽力発電や原子力とは原理が異なる為、別のモノして覚えておく方が覚えやすいかもしれません。
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