1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午前 ロ 問37
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午前 ロ 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
A種接地工事に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。
ただし、発電所又は変電所、開閉所若しくはこれらに準ずる場所に施設する場合、及び移動して使用する電気機械器具の金属製外箱等に接地工事を施す場合を除くものとする。
ただし、発電所又は変電所、開閉所若しくはこれらに準ずる場所に施設する場合、及び移動して使用する電気機械器具の金属製外箱等に接地工事を施す場合を除くものとする。
- 人が触れるおそれがある高圧電路に施設する機械器具の金属製の台及び外箱に施す。
- 特別高圧計器用変成器の二次側電路に施す。
- 接地線は、直径2.0mm以上の軟銅線を使用する。
- 人が触れるおそれがある場所に施設する接地極は、地下75cm以上の深さに埋設する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
A種接地工事について、設置場所や設置機器、設置方法などの問題です。
〇 正しいです。
機械器具の金属製の台や外箱には、次の表に規定する接地工事を施します。
―――――――――――――――――――
区分 接地工事
―――――――――――――――――――
300 V以下の低圧 D種接地工事
300 Vを超える低圧 C種接地工事
高圧または特別高圧 A種接地工事
―――――――――――――――――――
(「電技解釈」第29条)
〇 正しいです。
計器用変成器の2次側電路の接地は、高圧の場合がD種、特別高圧の場合はA種接地とします。(「電技解釈」第27条)
× 誤りです。
接地線は、直径 2.6mm 以上の軟銅線を使用します。(「電技解釈」第17条)
ただし、移動して使用する電気機械器具の金属製外箱等に接地工事は、除かれます。
したがって、直径2.0mm以上は、誤りです。
〇 正しいです。
接地極や接地線を人が触れる恐れがある場所に施設する場合は、接地極を地下 75 cm 以上の深さのところに埋設します。(「電技解釈」第17条)
A種接地工事に関しての項目は、もっと多くの制約があります。
「電技解釈」の条文も、多岐に及んでいます。
過去にも同じ問題が出ているはずですので、過去問の接地項目を合わせて覚えれば、今後出題される接地工事にも対応できるでしょう。
参考になった数13
この解説の修正を提案する
02
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。
電気設備の技術基準の解釈第17条に接地線に関する規定があります。そこでは、A種接地工事に使用する軟銅線は直径2.6mm以上となっています。そのため、直径2.0mmは誤りになります。
適当です。
適当です。
不適当です。
適当です。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
A種接地工事に関する問題です。
接地工事には、A種~D種までの4種類があり、使用電圧等によって区分されます。
その中でも、A種接地は、最上位グレードの接地になります。
〇 正しいです。
高圧電路や高圧機器の接地は、基本的にA種接地工事になります。
〇 正しいです。
特別高圧機器の接地はA種接地工事になります。
✕ 誤りです。
A種接地工事の接地線は、直径2.6mm以上の軟銅線を使用します。
重要な機器の接地になるため、通常の接地線より太い電線が使用されます。
〇 正しいです。
A種接地極には、高電圧が印可される危険性があるため、人が触れる恐れがある場所では、地下75cm以上に埋設します。
A種、C種、D種接地工事は基本的は、漏電保護を目的として、使用電圧ごとに区分されます。
B種接地工事は高圧変圧器の二次側中性点に施設され、混触時に二次側電圧が上昇するのを防ぐ目的で設置します。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問36)へ
令和3年度(2021年)問題一覧
次の問題(問38)へ