1級電気工事施工管理技士の過去問 令和5年度(2023年) 午後 イ 問1
この過去問の解説 (3件)
建設工事における仮設計画に関する設問です。
適切です。
屋内に設ける仮設通路は、通路面から高さ1.8m以内に障害物がないよう計画する必要があります。
適切です。
工事用電源として出力10kWの可搬型ディーゼル発電機を使用する場合は、電気主任技術者を選任する必要があります。
適切です。
仮設の低圧ケーブル配線が通路床上を横断する場合は、車両等の通過により絶縁被覆が損傷しないように架空配線で使用する必要があります。
不適切です。
高さに関係なくガードを省略してはいけません。
適切です。
工事用電気設備の建物内幹線は、工事の進捗に伴う移設や切り回し等の支障の少ない場所で立上げる計画とするのが適切です。
建設工事における仮設計画に関する問題です。
〇 正しいです。
労働安全衛生規則に「屋内の通路については、通路面から高さ1.8m以内に障害物を置かないこと」とあります。
〇 正しいです。
出力10kWの可搬型ディーゼル発電機は自家用電気工作物に該当するので、電気主任技術者の選任が必要です。
〇 正しいです。
選択肢のとおりです。
✕ 誤りです。
労働安全規則に「仮設の架空吊り下げ電灯等にはガードを取りつけること」とあり、高さの規定はありません。
どのような高さのものにもガードが必要です。
〇 正しいです。
選択肢のとおりです。
仮設の架空吊り下げ電灯は、感電や電球の破損による事故が起こりやすいため、常にガードが必要になります。
この問題では、建設工事における仮設計画の基本的な知識と、電気主任技術者の必要性について理解しておく必要があります。
この選択肢は適切です。仮設通路は、作業者や資材の移動を円滑にするために必要なものですが、安全性も重要です。通路面から高さ1.8m以内に障害物があると、頭部や肩部にぶつかる危険があります。そのため、この高さは障害物のない空間として確保する必要があります。
この選択肢は適切です。工事用電源として「出力10kW以上の内燃力を原動力とするもの」を使用する場合、電気主任技術者の選任及び保安規程の届け出が必要になります。
この選択肢は適切です。仮設の低圧ケーブル配線は、工事用電源から各作業場所へ電気を供給するために必要なものですが、安全性や効率性も考慮する必要があります。通路床上を横断する場合は、車両等の通過により絶縁被覆が損傷したり、配線が引っかかったりする危険があります。そのため、架空配線で使用することで、これらのリスクを回避することができます。
この選択肢は不適切です。架空つり下げ電灯は、作業場所を照らすために必要なものですが、安全性も重要です。高さ2.3mに設置したとしても、作業者や資材の移動中に電灯に触れる可能性があります。その場合、感電や火災の危険があります。そのため、ガードを省略せずに設置する必要があります。
この選択肢は適切です。建物内幹線は、工事用電源から仮設の低圧ケーブル配線へ電気を供給するために必要なものですが、効率性や経済性も考慮する必要があります。工事の進捗に伴う移設や切り回し等は、時間や費用のロスになります。そのため、支障の少ない場所で立上げることで、これらのロスを減らすことができます。
仮設計画は、安全性、効率性、経済性をバランスよく考慮する必要があります。それぞれ選択肢を実行するうえで必要な措置や順守すべき項目を把握しておく必要があります。
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