1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午後 イ 問3
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午後 イ 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
図に示す建設工事のネットワーク工程表において、クリティカルパスの日数(所要工期)を7日から6日に1日短縮する場合の記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、◯内の数字はイベント番号、アルファベットは作業名、日数は所要日数を示す。
ただし、◯内の数字はイベント番号、アルファベットは作業名、日数は所要日数を示す。
- 各作業のトータルフロートを算出した。
- トータルフロートが負(マイナスの値)となった作業の中から短縮が可能な作業を選び、日数の短縮を行った。
- 最終イベント⑦の最遅完了時刻を、当初の所要工期より1日短縮した日数とし、各イベントの最遅完了時刻を算出した。
- トータルフロートが負(マイナスの値)となる作業は、作業D及び作業Gであった。
- 作業Aを1日短縮すると作業Fは1日早くスタートできる。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で押さえておくポイントはネットワーク工程表を理解し、どのような流れで工程が進んでいくことです。実際にトータルフロート(各作業の余裕日数)を算出し各選択肢が適切か判断する必要があります。
各作業のトータルフロートを把握することで、どの工程を短縮すれば全体の工程を短縮できるか把握できます。よってこの選択肢は適切です。
トータルフロートは最遅終了時刻 − 最早開始時刻 − 作業日数の計算式で算出できます。
トータルフロートが負になる作業は、余裕日数が無いことを表しています。
トータルフロートが負になる作業を短縮させることで全体の工程を短縮することができますので、この選択肢は適切です。
最終イベントの最遅完了時刻を1日短縮したのち、各イベントの最遅完了時刻を再算出することで、どの工程に余裕が無いか把握できます。当初の最終イベント⑦の最遅完了時刻は7日ですが、これを6日にすることで、イベント①→イベント②で余裕日数がなくなり、短縮すべき工程が明らかになります。よってこの選択肢は適切です。
トータルフロートが負(マイナスの値)となる作業は、作業A、D、Gです。
よってこの選択肢は不適当です。
ネットワーク工程表を読み解くと、作業Fをスタートするには作業A,B,Cがそれぞれ終わってる必要があります。また作業A,B,Cは並行作業となります。現在、作業Aは3日、作業Bは1日、作業Cは2日となっているため、作業Aを1日短縮するとおのずと作業Fも1日短縮することができます。
よってこの選択肢は適切です。
ネットワーク工程表は、各工程を最適化するために、確実な納期と安全を順守した計画をするために大切なものになります。
トータルフロートや、各工程でどれくらい余裕ができるか見極める最早開始時刻、最遅完了時刻などの考えも理解しておくようにしましょう。
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02
建設工事のネットワーク工程表についての問題です。
〇 正しいです。
所要工期を短縮するには、各作業のトータルフロートを算出する必要があります。
〇 正しいです。
トータルフロートが負(マイナスの値)であるということは、その分その作業を短縮して工期を短くできるということです。
〇 正しいです。
選択肢のとおりです。
✕ 誤りです。
トータルフロートが負(マイナスの値)となる作業は、作業A、作業D、作業Gです。
〇 正しいです。
作業Aを2日に短縮すると、作業Fの最早開始時刻は2日になります。
ネットワーク工程表は必ずと言っていいほど、毎年出題されます。
計算方法を完全に理解するとともに、計算間違いをしやすいので、注意が必要です。
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03
ネットワーク工程表に関する設問です。
適切です。
トータルフロートを把握してから、各工程の短縮について考えていきます。
適切です。
設問の通りの方法が適切な方法です。
適切です。
設問の方法が適切な方法です。
不適切です。
作業Aもマイナス値になる作業です。
適切です。
設問の通りです。
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