1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問32 (午前 ハ 問20)

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 問32(午前 ハ 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

自家用発電設備におけるガスタービン発電装置に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 使用燃料は、気体燃料に限られている。
  • 本体を冷却するための冷却水を必要としない。
  • ディーゼルエンジンに比べて振動が少ない。
  • ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

自家用発電設備におけるガスタービン発電装置は、特定の利点と特徴を持ち、様々な用途で利用されています。しかし、その構造や運用には特有の制限や要件も存在します。本問題では、ガスタービン発電装置の特性についての正確な理解が求められています。各選択肢について詳しく見ていきましょう。

選択肢1. 使用燃料は、気体燃料に限られている。

使用燃料は、気体燃料に限られている。 この記述は不適当です。ガスタービン発電装置は、気体燃料(例えば天然ガス)だけでなく、液体燃料(例えば軽油)も使用することができます。したがって、使用燃料が気体燃料に限られているというのは誤りです。

選択肢2. 本体を冷却するための冷却水を必要としない。

本体を冷却するための冷却水を必要としない。 これは正しい記述です。ガスタービンは空冷方式が一般的であり、冷却水を使用しないことが多いです。

選択肢3. ディーゼルエンジンに比べて振動が少ない。

ディーゼルエンジンに比べて振動が少ない。 これは正しい記述です。ガスタービンは、ディーゼルエンジンに比べて回転部品が少なく、燃焼が連続的なため、振動が少ない特徴があります。

選択肢4. ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とする。

ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とする。 これは正しい記述です。ガスタービンは効率的な燃焼のために大量の空気を取り込む必要があります。そのため、ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とします。

まとめ

自家用発電設備におけるガスタービン発電装置は、多様な燃料に対応できること、冷却水を必要としないこと、振動が少ないことなど、いくつかの特徴があります。各選択肢についての正確性を以下に示します:

使用燃料は、気体燃料に限られている。 これは不適当な記述です。ガスタービン発電装置は、気体燃料(例えば天然ガス)だけでなく、液体燃料(例えば軽油)も使用することができます。

本体を冷却するための冷却水を必要としない。 これは正しい記述です。ガスタービンは一般的に空冷方式を採用しており、冷却水を使用しないことが多いです。

ディーゼルエンジンに比べて振動が少ない。 これは正しい記述です。ガスタービンは回転部品が少なく、連続的な燃焼のため、振動が少ない特徴があります。

ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とする。 これは正しい記述です。ガスタービンは効率的な燃焼のために大量の空気を取り込む必要があり、ディーゼルエンジンに比べて多量の燃焼用空気を必要とします。

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