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2級電気工事施工管理技士の過去問 令和元年度(2019年)後期 2 問25

問題

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キュービクル式高圧受電設備に関する記述として、「日本産業規格( JIS )」上、不適当なものはどれか。
   1 .
高圧進相コンデンサには、限流ヒューズなどの保護装置を取り付ける。
   2 .
300 V を超える低圧の引出し回路には、地絡遮断装置を設ける。ただし、防災用、保安用電源などは、警報装置に代えることができる。
   3 .
PF・S形の主遮断装置の電源側は、短絡接地器具などで容易、かつ、確実に接地できるものとする。
   4 .
CB形においては、保守点検時の安全を確保するため、主遮断装置の負荷側に断路器を設ける。
( 2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 2 問25 )
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この過去問の解説 (3件)

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これら安全装置に関する問題は、何を・いつ保護するか、という目的を考えると理解しやすくなります。


高圧進相コンデンサは無効電力を減らすために用いられますが、コンデンサ自体の劣化による事故例もあります。 
ですから、コンデンサの故障で事故電流が流れる際に、遮断できるよう保護装置の設置が必要です。

300Vを超える低圧引出し回路にも安全のため地絡遮断器を設けなければなりません。
しかし、その電源が保安・保護目的である場合、遮断してしまうと事故が拡大しかねないので、警報装置に代えることが認められています。

キュービクルの保守点検時には、安全のため電源を遮断します。
さらに万一の誤操作で電源が投入される場合に備えて、短絡接地器具を接続しておきます。
こうすることで誤操作があっても、作業員の命を守ることができます。
このためにPF・S形の主遮断装置の電源側は、短絡接地器具などで容易、かつ、確実に接地できるものとしておかなければなりません。

CB形においても、安全のために、主遮断装置の「電源側」に断路器を設けます。
こうすることで断路器を開けば、CBに電圧がかかっていない状態で点検が行えるからです。

ですから「負荷側」と述べている 4 が不適当です。

付箋メモを残すことが出来ます。
11
不適当は4番です。
断路器で保守点検時に安全を確保する為には、「負荷側」ではなく、「電源側」に断路器を設置する必要があります。

限流ヒューズで高圧コンデンサを保護する為、1番は適当です。

2番の「300Vを超える回路に地絡遮断装置を設ける。ただし、防災用、保安用は警報装置に変更する事が出来る」は適当です。

停電作業時、短絡接地器具をLBSの電源側に取付けて安全を確保します。よって3番は適当です。

7

キュービクル式高圧受電設備に関する問題です。

選択肢1. 高圧進相コンデンサには、限流ヒューズなどの保護装置を取り付ける。

〇 正しいです。

高圧進相コンデンサの開閉装置や保護装置には、高圧限定ヒューズ付の高圧交流負荷開閉器(PF付LBS)を設置し、コンデンサ電流を開閉します。

選択肢2. 300 V を超える低圧の引出し回路には、地絡遮断装置を設ける。ただし、防災用、保安用電源などは、警報装置に代えることができる。

〇 正しいです。

低圧の引出し回路は、選択肢の記述通りです。

高圧の引出口には、高圧断路器(DS)と高圧交流遮断器(CB)、またはPF付きLBSを設けます。さらに、地絡保護のために、地絡継電装置を設けます。

選択肢3. PF・S形の主遮断装置の電源側は、短絡接地器具などで容易、かつ、確実に接地できるものとする。

〇 正しいです。

PF・S形は、主遮断装置として、高圧限定ヒューズ(PF)と、高圧交流負荷開閉器(LBS)を組合せて使用する受電設備容量 300 kV・A 以下のものです。

対して、高圧交流遮断器CB形は、受電設備容量 4000 kV・A 以下の主遮断装置です。

PF・S形の電源側は、短絡接地器具で容易で確実に接地できるようにします。

選択肢4. CB形においては、保守点検時の安全を確保するため、主遮断装置の負荷側に断路器を設ける。

× 誤りです。

高圧交流遮断器CB形は、保守点検時の安全の確保のため、主遮断器の電源側に高圧断路器(DS)を設けます。

選択肢の文の、「主遮断器の負荷側にDS」の負荷側は、電源側の誤りです

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