2級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)後期
5 問50
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年)後期 5 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
電気工事の試験や測定に使用する機器とその使用目的の組合せとして、不適当なものはどれか。
- 機器:検電器 使用目的:充電の有無の確認
- 機器:検相器 使用目的:三相動力回路の相順の確認
- 機器:接地抵抗計 使用目的:回路の絶縁抵抗値の測定
- 機器:回路計(テスタ) 使用目的:低圧回路の電圧値の測定
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
接地抵抗計は、絶縁抵抗ではなく、接地抵抗の測定に使用します。
検電器は、充電の有無を確認する為に使用する為、1番は適当です。
検相器は、相順を調べる為に使用する為、2番は適当です。
テスタは、電圧測定の為に使用する為、4番は適当です。
参考になった数17
この解説の修正を提案する
02
接地抵抗計とは、接地工事がなされた際に、正しく接地されているかどうか、接地抵抗が期待している範囲内かどうかを確認するためのもので、接地線と地面との電流(事故時の地絡電流)の流れやすさを調べるものです。
ですから測定するのは、 0 Ωから数十・数百Ω の範囲の接地抵抗です。
一方、絶縁抵抗計は、本来、絶縁されているべき関係(例えば、変圧器の外箱:変圧器巻線のような関係)の絶縁状態を確かめるために用います。
ですから、メガΩ 単位の測定を主に行います。
よって、接地抵抗計を、絶縁抵抗値の測定に用いるとしている、3 が不適当です。
なお、4 で「回路計(テスタ)の使用目的を低圧回路の電圧値の測定」と述べていますが、回路計(テスタ)はマルチメータとも呼ばれ多くの機能を備えています。低圧回路の電圧値に加え、電流値や抵抗値を測るためにも使用されます。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
電気工事の試験や測定に使用する機器とその使用目的の問題です。
電気工事を行う上で、出来上がった後の、最終検査で検査機器を使うことは当たり前ですが、工事の途中で、間違えがないか、図面通りかなどの確認のためにも検査機器(測定機器)を使います。
〇 正解です。
検電器は電路が充電しているかどうかを確認します。充電していると光るネオン式と、音で知らせる音響発光式があります。
〇 正解です。
三相交流の相順を調べるときに使用する測定器です。
検相器には。低圧電路用と高圧電路用があります。
× 誤りです。
接地抵抗計は、接地抵抗を測定するための測定器です。
回路の絶縁抵抗値の測定は、絶縁抵抗計を使用します。
〇 正解です。
海路の電圧や導通状態を調べるときに使う測定器です。
<参考>
選択肢の5つの測定器(検査機器)以外を上げてみます。
・交流電圧計 電圧の測定を行います。
・交流電流計 電流の測定を行います。
・周波数計 周波数を測定します。
・電力量計 電力量を表示します。
・電力量計(複合機) 電力量、最大需要電力などを表示します。
・クランプメータ 電線の電流や漏れ電流の測定に使用します。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問49)へ
令和元年度(2019年)後期問題一覧
次の問題(問51)へ