2級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)後期
1 問4
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問題
2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年)後期 1 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
図に示す、最大目盛10mA、内部抵抗9Ωの電流計を使用し、最大電流0.1Aまで測定するための分流器RSの抵抗値〔Ω〕として、正しいものはどれか。
- 0.9Ω
- 1Ω
- 81Ω
- 90Ω
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2の1Ωです。
分流器は電流計で測定できる範囲を拡大するためのものです。
本問題では最大電流が0.1Aとなっていて、電流計の最大目盛りが10mA(0.01A)なので、
分流器に流れる電流は 0.1 - 0.01 = 0.09 [A] となります。
そして、電流計は内部抵抗が9Ωであり、0.01Aが流れるので、
電流計にかかる電圧は 9×0.01 = 0.09 [V] となります。
電流計と分流器は並列接続であるため、同様の0.09Vが分流器にかかります。
つまり、分流器の抵抗値は 0.09[V ]/0.09[A] = 1 [Ω] と求めることが出来ます。
各選択肢については、以下の通りです。
1→誤りです。
2→正解です。
3→誤りです。
4→誤りです。
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02
計算方法は次の通りです。
0.01A(I a)しか計測できない電流を分流器で0.1A(Im)まで
計測できるようにすると
分流器に流れる電流(Is)
Is = Im − Ia = 0.1 − 0.01 = 0.09 [A]
電流計にかかる電圧(Va)
Va = I a × Ra = 0.01 × 9 = 0.09 [V]
分流器の抵抗値(Rs)
Rs = Va/Is = 0.09/0.09 [A] = 1 [Ω]
が解となります。
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03
分流器は、直流電流の測定範囲を拡大するために使われます。
電流計の内部抵抗を r [Ω] 、電流計器に流れる電流を I1 、測定電流を I とすれば、次の関係式となります。
I1 = ( RS / ( RS + r )) × I
したがって、
10 × 10-3 [A] = ( RS / ( RS + 9 )) × 0.1 [A]
RS = 0.09 / 0.09 = 1 [Ω]
× 誤りです。
〇 正解です。
× 誤りです。
× 誤りです。
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