2級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)前期
1 問4

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問題

2級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年)前期 1 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

直流専用の指示電気計器として、適当なものはどれか。
  • 永久磁石可動コイル形計器
  • 可動鉄片形計器
  • 整流形計器
  • 電流力計形計器

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「永久磁石可動コイル形計器」です。

選択肢1. 永久磁石可動コイル形計器

永久磁石可動コイル形計器は、直流でのみ使用することで可能なため正しいです。

選択肢2. 可動鉄片形計器

可動鉄片形計器は、交流用として用いられるので誤りです。

選択肢3. 整流形計器

整流形計器は、交流を測定するための計器のため誤りです。

選択肢4. 電流力計形計器

電流力形計器は、直流交流の両方で使用できるため誤りです。

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02

電気計測器には十数種類のものがあり、直流で指示するもの、交流で指示するもの、両方で指示するものに分けられます。

選択肢の4つの計器を分類してみましょう。

―――――――――――――――――――――――――

  計器の種類              指示

=========================

永久磁石可動コイル形計器         直流

(電圧計・電流計・抵抗計・回転計など)

可動鉄片形計器              交流

(電圧計・電流計)

整流形計器                交流

(電圧計・電流計)

電流力計形計器             交流と直流

(電圧計・電流計・電力計)

―――――――――――――――――――――――――

選択肢1. 永久磁石可動コイル形計器

  直流専用です。

選択肢2. 可動鉄片形計器

×  交流専用です。

選択肢3. 整流形計器

×  交流専用です。

選択肢4. 電流力計形計器

×  直流も交流も指示できますが、問題は直流専用となっています。

まとめ

直流指示の計器には、他に次のようなものがあります。

永久磁石形比率計器(抵抗計・絶縁形など)   直流指示

熱形計器(温度計・電圧計・電流計など)    直流と交流指示

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03

電気計測器の使用用途の問題です。

選択肢1. 永久磁石可動コイル形計器

〇 正しいです。

直流専用の計器です。

選択肢2. 可動鉄片形計器

✕ 誤りです。

交流専用の計器です。

選択肢3. 整流形計器

✕ 誤りです。

交流専用の計器です。

選択肢4. 電流力計形計器

✕ 誤りです。

交流、直流兼用の計器です。

まとめ

永久磁石可動コイル形計器はその動作原理からして、直流以外では使用できません。

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