FP3級の過去問
2023年5月
実技 問4
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問題
FP3級試験 2023年5月 実技 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
佐野さんは、預金保険制度の対象となるMA銀行の国内支店に下記<資料>の預金を預け入れている。仮に、MA銀行が破綻した場合、預金保険制度によって保護される金額に関する次の記述のうち、最も 不適切なものはどれか。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題で覚えておくポイントは、セーフティーネット(安全網)についてです。顧客の金融資産を守るため、被害の回避や最小限化を図る目的で、預金保険制度のような仕組みが準備されています。預金保険制度は日本国内に本店がある銀行、信用金庫、信用組合などの金融機関に預け入れた預貯金が対象で、これらの金融機関が破綻した場合に預金者1人あたり、1金融機関ごとに元本1000万円までとその利息が保護される制度です。また、当座預金や利息のつかない普通預金のような決済用預金は全額が保護されます。ただし、外貨預金、金融債、譲渡性預金等は制度の対象とはなりません。
預金保険制度において、決済用預金は全額が保護されますので、決済用預金2,500万円は全額保護されるというこの選択肢は正しいです。
預金保険制度において、円定期預金、円普通預金は保護されますが、外貨預金は保護されませんので、外貨預金も保護されるとしているこの選択肢は誤りです。
預金保険制度において、円定期預金・円普通預金は合算して1000万円までとその利息が保護されますので、円定期預金・円普通預金の合算額700万円は全額保護されるとしているこの選択肢は正しいです。
預金保護制度で対象になる預金とその保護の範囲について覚えておきましょう。また、預金保護制度は1金融機関ごとですので、預金者が破綻した金融期間に複数の口座を持っている場合は預金者ごとに預金額がまとめられます。これを「名寄せ」といいます。
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02
ポイントとして預金保護になる対象をしっかり覚えているかになります。
誤りです。決済用預金は全額保護される制度でこの場合当てはまります。
正解です。外貨預金は預金保険制度のためこの場合金額と合わなくなります。
誤りです。円定期預金も円普通預金も預金保険制度の対象となります。
預金保険制度は、預金者1人につき元本1,000万円とその利息を保護するもののため、今回の場合当てはまります。
しっかりと預金保険制度の区別ができているかが問われます。
また、元本補填契約のある金銭信託は、預金保険制度の対象になりますが、元本補填契約のない金銭信託は保護の対象にならないため注意が必要です。
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03
預金保険制度とは、金融機関が破綻した場合に預金者を保護する制度です。
預金保険制度の対象となる預金とならない預金があります。
適切な選択肢です。
決済用預金は全額保護の対象となります。
不適切な選択肢です。
外貨預金は預金保険制度の保護対象外です。
その他の保護対象外の預金は、
・譲渡性預金
・外国銀行の日本支店に預けた預金
などがあります。
適切な選択肢です。
普通預金、定期預金は預金保険制度の対象です。
1金融機関ごとに元本1000万円までとその利息が保護されますので、
定期預金と普通預金の合算額700万円は保護されます。
預金保険制度の対象となる預金と対象外の預金を
整理して覚えておきましょう。
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