技術士の過去問
平成27年度(2015年)
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4

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問題

技術士 第一次試験 平成27年度(2015年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

製造物責任法に関する次の記述の、(   )に入る語句の組合せとして最も適切なものはどれか。

・製造物責任法は( ア )の( イ )により人の生命、身体又は財産に係る被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、( ウ )の保護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。

・製造物責任法において( ア )とは、製造又は加工された動産をいう。また、( イ )とは、当該製造物の特性、その通常予見される使用形態、その製造業者等が当該製造物を引き渡した時期その他の当該製造物に係る事情を考慮して、当該製造物が通常有すべき( エ )を欠いていることをいう。
  • ア:製造物  イ:欠陥  ウ:被害者  エ:機能性
  • ア:設計物  イ:欠陥  ウ:製造者  エ:安全性
  • ア:製造物  イ:欠陥  ウ:被害者  エ:安全性
  • ア:設計物  イ:破損  ウ:被害者  エ:機能性
  • ア:製造物  イ:破損  ウ:製造者  エ:機能性

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この過去問の解説 (3件)

01

製造物責任法に関する問題です。

1段落目は、製造物責任法第一条(目的)に該当します。

第一条 この法律は、「(ア)製造物」の「(イ)欠陥」により人の生命、身体又は財産に係る被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、「(ウ)被害者」の保護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。

2段落目は、第二条(定義)に該当します。

第二条 この法律において「(ア)製造物」とは、製造又は加工された動産をいう。また、「(イ)欠陥」とは、当該製造物の特性、その通常予見される使用形態、その製造業者等が当該製造物を引き渡した時期その他の当該製造物に係る事情を考慮して、当該製造物が通常有すべき「(エ)安全性」を欠いていることをいう。

よって、(ア)製造物 (イ)欠陥 (ウ)被害者 (エ)安全性なので、3が正解です。

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02

正解は3です。
製造物責任法(PL法)の第一条、第二条及び第二条2項の内容についての穴埋め問題です。
ア:製造物、イ:欠陥、ウ:被害者、エ:安全性 が当てはまるので、3が正解です。
製造物責任法の該当箇所について、以下に引用します。

第一条 この法律は、製造物の欠陥により人の生命、
身体又は財産に係る被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図り、
もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
第二条 この法律において「製造物」とは、製造又は加工された動産をいう。
2 この法律において「欠陥」とは、当該製造物の特性、その通常予見される使用形態、
その製造業者等が当該製造物を引き渡した時期その他の当該製造物に係る事情を考慮して、
当該製造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいう。

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03

製造物責任法(PL法)に関する問題は技術士試験では頻出です。PL法以外でも、さまざまな法律に関する問題が出題されますが、その対策として非常に役立つのが、法律の条文全てをすぐに表示できる「e-Gov法令検索(https://elaws.e-gov.go.jp)」です。手軽な上に、国が出している情報ですので間違いがありません。技術士試験対策には必須のツールと言えます。

こちらで、「製造物責任法」を検索し、表示させると、最初の文は「第一条」に、次の文は「第二条」に基づいて出題されていることがわかります。条文をもとに正解を当てはめていくと、ア:製造物、イ:欠陥、ウ:被害者、エ:安全性、となります。よって、正解選択肢は3.となります。

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