技術士の過去問
平成29年度(2017年)
適性科目 問40
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問題
技術士 第一次試験 平成29年度(2017年) 適性科目 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
ものづくりに携わる技術者にとって、知的財産を理解することは非常に大事なことである。知的財産の特徴の1つとして、「もの」とは異なり「財産的価値を有する情報」であることが挙げられる。情報は、容易に模倣されるという特質を持っており、しかも利用されることにより消費されるということがないため、多くの者が同時に利用することができる。こうしたことから知的財産権制度は、創作者の権利を保護するため、元来自由利用できる情報を、社会が必要とする限度で自由を制限する制度ということができる。
次の( ア )~( オ )のうち、知的財産権に含まれるものを〇、含まれないものを×として、最も適切な組合せはどれか。
( ア ) 特許権( 発明の保護 )
( イ ) 実用新案権( 物品の形状等の考案の保護 )
( ウ ) 意匠権( 物品のデザインの保護 )
( エ ) 著作権( 文芸、学術等の作品の保護 )
( オ ) 営業秘密( ノウハウや顧客リストの盗用など不正競争行為の規制 )
次の( ア )~( オ )のうち、知的財産権に含まれるものを〇、含まれないものを×として、最も適切な組合せはどれか。
( ア ) 特許権( 発明の保護 )
( イ ) 実用新案権( 物品の形状等の考案の保護 )
( ウ ) 意匠権( 物品のデザインの保護 )
( エ ) 著作権( 文芸、学術等の作品の保護 )
( オ ) 営業秘密( ノウハウや顧客リストの盗用など不正競争行為の規制 )
- ア:〇 イ:〇 ウ:〇 エ:〇 オ:〇
- ア:〇 イ:〇 ウ:〇 エ:〇 オ:×
- ア:〇 イ:〇 ウ:〇 エ:× オ:〇
- ア:〇 イ:〇 ウ:× エ:〇 オ:〇
- ア:〇 イ:× ウ:〇 エ:〇 オ:〇
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この過去問の解説 (3件)
01
知的財産権とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作した人の財産として保護するための制度です。
知的財産権については、知的財産基本法によって定められています。
問題文については、知的財産基本法第2条に定められています。
第2条の内容は以下の通りです。
この法律で「知的財産」とは、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの、商標、商号その他事業活動に用いられる商品又は役務を表示するもの及び営業秘密その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報をいう、とされています。
よって、(ア)〇、(イ)〇、(ウ)〇、(エ)〇、(オ)〇
なので、1が正解です。
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02
知的財産権に関する問題です
知的財産基本法において「知的財産権」とは、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう、と定められています。
また、営業秘密に関しては第2条で、この法律で「知的財産」とは、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの(発見又は解明がされた自然の法則又は現象であって、産業上の利用可能性があるものを含む。)、商標、商号その他事業活動に用いられる商品又は役務を表示するもの及び営業秘密その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報をいう、と定められています。
そのため(ア)から(オ)すべてが知的財産権に含まれます。
よって正解は1です
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03
知的財産権については、知的財産基本法第2条第2項において以下のように定められています。
「この法律で「知的財産権」とは、特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により定められた権利又は法律上保護される利益に係る権利をいう。」
また、営業秘密については、同法同条第1項において以下のように定められています。
「この法律で「知的財産」とは、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動により生み出されるもの(発見又は解明がされた自然の法則又は現象であって、産業上の利用可能性があるものを含む。)、商標、商号その他事業活動に用いられる商品又は役務を表示するもの及び営業秘密その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報をいう。」
(ア)から(オ)については、上記の下線部において知的財産権に含まれていることが分かります。
1 適切です
上記のとおり、(ア)から(オ)のすべてが知的財産権に含まれているため、適切な選択肢となります。
2 不適切です
(オ)が知的財産権に含まれていないため、不適切な選択肢となります。
3 不適切です
(エ)が知的財産権に含まれていないため、不適切な選択肢となります。
4 不適切です
(ウ)が知的財産権に含まれていないため、不適切な選択肢となります。
5 不適切です
(イ)が知的財産権に含まれていないため、不適切な選択肢となります。
よって、1が正解となります。
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