技術士の過去問
令和元年度(2019年)再試験
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問9

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問題

技術士 第一次試験 令和元年度(2019年)再試験 基礎科目「情報・論理に関するもの」 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

B(バイト)は、データの大きさや記憶装置の容量を表す情報量の単位である。1 KB(キロバイト)は、10 進数を基礎とした記法では103B( = 1000 B )、2 進数を基礎とした記法では210B( = 1024 B )の情報量を表し、この二つの記法が混在して使われている。10 進数を基礎とした記法で容量が 720 KB(キロバイト)と表されるフロッピーディスク(記録媒体)の容量を、2 進数を基礎とした記法で表すと、

720 ×( 1000/1024 )≈ 720 × 0.9765 ≈ 703.1

より、概算値で 703 KB(キロバイト)となる。


1 TB(テラバイト)も、10 進数を基礎とした記法では1012B( = 10004B )、2 進数を基礎とした記法では 240B( = 10244B)の情報量を表し、この二つの記法が混在して使われている。10 進数を基礎とした記法で容量が 2 TB(テラバイト)と表されるハードディスクの容量を、2 進数を基礎とした記法で表したとき、最も適切なものはどれか。
  • 1.6 TB
  • 1.8 TB
  • 2.0 TB
  • 2.2 TB
  • 2.4 TB

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この過去問の解説 (3件)

01

問題文の例題と同様に考えると、以下の計算式によって求まります。

2 × ((1000^4)/(1024^4))
 = 2×(1000/1024)^4
 = 2×0.9765^4
 = 1.82

よって最も値が近い2が答えになります。

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02

2進数を基礎とした場合の記録媒体の容量の計算の問題です。

10進数を基礎とした場合、

2TB = 2 × 10004B

と表せることから、

これを2進数を基礎とした場合には、

2 × ((10004)/(10244))

 = 2×(1000/1024)4

 = 2×0.97654

 = 1.82

となります。

よって、最も近いのは、2の「1.8TB」となり、

2が正解となります。

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03

電子情報の容量に関する問題は、技術士として必須の内容ですので、よく出題されます。問題の前提条件をよく読み、落ち着いて計算していきましょう。

例示された、10 進数を基礎とした記法で720KBのフロッピーディスクの容量を、2進数を基礎とした記法容量で表す場合と同様に、10 進数を基礎とした記法で2TBのハードディスクの容量を、2進数を基礎とした記法で表すためには、

2 x (1000^4/1024^4) ≈ 2× 0.9094≈ 1.81

より、概算値で1.8TBとなります。

したがって、正解選択肢は2.となります。

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