技術士の過去問
令和元年度(2019年)再試験
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問11
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問題
技術士 第一次試験 令和元年度(2019年)再試験 基礎科目「情報・論理に関するもの」 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
100 万件のデータを有するデータベースにおいて検索を行ったところ、結果として次のデータ件数を得た。
・「情報」という語を含む 65 万件
・「情報」という語と「論理」という語の両方を含む 55 万件
「論理」という語を含まないデータ件数を k とするとき、k がとりうる値の範囲を表す式として最も適切なものはどれか。
・「情報」という語を含む 65 万件
・「情報」という語と「論理」という語の両方を含む 55 万件
「論理」という語を含まないデータ件数を k とするとき、k がとりうる値の範囲を表す式として最も適切なものはどれか。
- 10 万 ≦ k ≦ 45 万
- 10 万 ≦ k ≦ 55 万
- 10 万 ≦ k ≦ 65 万
- 45 万 ≦ k ≦ 65 万
- 45 万 ≦ k ≦ 90 万
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この過去問の解説 (3件)
01
データ数を推測する問題は技術士試験でよく出されます。問題条件を落ち着いて読み解いて考えていきましょう。
まず、「情報」という語と「論理」という語の両方を含むデータが55万件あるとのことですので、「論理」という語を含まないデータは最大でも45万件ということになります。一方、「情報」という語を含むデータは65万件ですから、「情報」という語と「論理」という語の両方を含むデータが55万件あることを考え合わせると、「情報」という語を含み、「論理」という語を含まないデータが10万件は存在することになります。残りのデータは全て「論理」という語を含む可能性がありますが、この10万件に関しては「論理」という語を含んでいないことになります。
したがって、10万件以上45万件以下ということで、1.が正解選択肢になります。
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02
「情報」と「論理」の両方を含んでいるデータが55万件あるので、xは最低でも55以上存在します。
55 ≦ x となります。
「情報」も「論理」も含まないデータが 0以上存在しますので、
100 - (65 + x - 55) ≧ 0
x ≦ 90
よって 55 ≦ x ≦ 90 となります。
一方で求めるkは以下の式で表されます。
k = 100 - x
よってxの範囲より、kの範囲は
10 ≦ k ≦ 45
よって答えは1です。
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03
<正解>1
[解説]
母集団と集合に関する計算問題です。
100万件のデータを有するデータベース(母集団)において、
「情報」という語を含むデータ(集合)が65万件
「情報」という語と「論理」という語の両方を含むデータ(集合の積)が55万件
であることが問題文より与えられています。
「論理」という語を含むデータ(集合)は、
「情報」という語と「論理」という語の両方を含むデータ(集合の積)が
55万件あることから、
少なくとも55万件以上あることが分かります。
また、「情報」という語と「論理」という語のいずれも含まないデータが
0件以上存在するので、
「論理」という語を含むデータ(集合)は、
100万件-65万件+55万件=90万件
以下となるので、
「論理」という語を含むデータ(集合)は、
55万件以上90万件以下となります。
「論理」という語を含まないデータ件数は、
データベース(母集団)から「論理」という語を含むデータ(集合)を
引いたものに等しくなります。
したがって、「論理」という語を含まないデータ件数は、
100万件 - 90万件 = 10万件以上
100万件 - 55万件 = 45万件以下
となります。
よって、正解は、1となります。
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