技術士の過去問
令和元年度(2019年)再試験
基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問30

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この過去問の解説 (3件)

01

リスク評価・リスクコミュニケーション、レギュラトリーサイエンス、といったキーワードも、技術士試験では取り上げられることが多くなってきました。基礎的事項について、本問でしっかり押さえておきましょう。

1. 記述の通り正しいです。

2. 記述の通り正しいです。

3. 隔たりがあることを前提にして、情報及び意見を相互交換して、リスクを総合的に分析・評価していくことにつなげるのがリスクコミュニケーションの大きな目的です。したがって、不適切な記述です。

4. 記述の通り正しいです。

5. 記述の通り正しいです。

以上、正解選択肢は3.となります。

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02

1.正しい

2.正しい

3.「科学的に評価されたリスク」と「人が認識するリスク」の間には隔たりがあるので誤りです。

4.正しい

5.正しい

よって答えは3です。

参考になった数5

03

<正解>3

[解説]

科学技術とリスクの関わりについての正誤問題です。

各記述内容の正誤は以下のとおりです。

1.適切な記述です。

リスク評価は、リスクの大きさを科学的に評価する作業です。

その評価結果とともに技術的可能性や費用対効果などを考慮して

リスク管理が行われることとなります。

よって、適切な記述です。

2.適切な記述です。

リスクコミュニケーションとは、

リスクに関して、個人、機関、集団間で、

情報及び意見を相互に交換することをいいます。

よって、適切な記述です。

3.不適切な記述です。

リスクコミュニケーションにおいては、

科学的に評価されたリスクと人が認識するリスクの間に

隔たりがあることを前提としています。

その上で情報及び意見を相互交換して、

リスクを総合的に分析・評価していくことにつなげることが

リスクコミュニケーションの目的となっています。

よって、不適切な記述です。

4.適切な記述です。

レギュラトリーサイエンスは、

科学技術の成果を支える信頼性と波及効果を予測及び評価することで、

リスクに対して科学的な根拠を与えるものです。

よって、適切な記述です。

5.適切な記述です。

レギュラトリーサイエンスは、

リスク管理に関わる法や規制の社会的合意の形成を支援することを目的としています。

科学技術と社会の調和を実現する上で重要なものとなっています。

よって、適切な記述です。

したがって、不適切な記述は3となり、

3が正解となります。

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