技術士の過去問
令和4年度(2022年)
基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問5

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

科学技術とリスクの関わりについての次の記述のうち、不適切なものはどれか。
  • リスク評価は、リスクの大きさを科学的に評価する作業であり、その結果とともに技術的可能性や費用対効果などを考慮してリスク管理が行われる。
  • レギュラトリーサイエンスは、リスク管理に関わる法や規制の社会的合意の形成を支援することを目的としており、科学技術と社会との調和を実現する上で重要である。
  • リスクコミュニケーションとは、リスクに関する、個人、機関、集団間での情報及び意見の相互交換である。
  • リスクコミュニケーションでは、科学的に評価されたリスクと人が認識するリスクの間に往々にして隔たりがあることを前提としている。
  • リスクコミュニケーションに当たっては、リスク情報の受信者を混乱させないために、リスク評価に至った過程の開示を避けることが重要である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

科学技術とリスクの関係に関する基本的な問題です。

選択肢1. リスク評価は、リスクの大きさを科学的に評価する作業であり、その結果とともに技術的可能性や費用対効果などを考慮してリスク管理が行われる。

リスク評価として、本選択肢は適切です。

選択肢2. レギュラトリーサイエンスは、リスク管理に関わる法や規制の社会的合意の形成を支援することを目的としており、科学技術と社会との調和を実現する上で重要である。

レギュラトリーサイエンスの重要性が高まっており、本選択肢も適切です。

選択肢3. リスクコミュニケーションとは、リスクに関する、個人、機関、集団間での情報及び意見の相互交換である。

リスクコミュニケーションのやり方として適切です。

選択肢4. リスクコミュニケーションでは、科学的に評価されたリスクと人が認識するリスクの間に往々にして隔たりがあることを前提としている。

リスクコミュニケーションの前提条件として適切です。

選択肢5. リスクコミュニケーションに当たっては、リスク情報の受信者を混乱させないために、リスク評価に至った過程の開示を避けることが重要である。

リスクコミュニケーションでは過程の開示も必要であり、本選択肢は間違いです(正解となります)。

まとめ

リスクコミュニケーションなどの基礎的な情報問題といえます。

参考になった数8

02

リスクコミュニケーションに関する問題です。

選択肢5. リスクコミュニケーションに当たっては、リスク情報の受信者を混乱させないために、リスク評価に至った過程の開示を避けることが重要である。

不適切です。

リスク評価の根拠を公開して、合意形成を図ります。

まとめ

リスクコミュニケーションは実務でも重要です。

参考になった数3