技術士 過去問
令和4年度(2022年)
問34 (適性科目 問4)

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問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 問34(適性科目 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

我が国では社会課題に対して科学技術・イノベーションの力で立ち向かうために「Society5.0」というコンセプトを打ち出している。「Society5.0」に関する次の記述の、(   )に入る語句の組合せとして、適切なものはどれか。

Society5.0とは、我が国が目指すべき未来社会として、第5期科学技術基本計画(平成28年1月閣議決定)において、我が国が提唱したコンセプトである。
Society5.0は、( ア )社会(Society1.0)、( イ )社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)に続く社会であり、具体的には、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と( ウ )的課題の解決を両立する( エ )中心の社会」と定義されている。
我が国がSociety5.0として目指す社会は、ICTの浸透によって人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるデジタルトランスフォーメーションにより、「直面する脅威や先の見えない不確実な状況に対し、( オ )性・強靭性を備え、国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」である。
  • ア:狩猟  イ:農耕  ウ:社会  エ:人間  オ:持続可能
  • ア:農耕  イ:狩猟  ウ:社会  エ:人間  オ:持続可能
  • ア:狩猟  イ:農耕  ウ:社会  エ:人間  オ:即応
  • ア:農耕  イ:狩猟  ウ:技術  エ:自然  オ:即応
  • ア:狩猟  イ:農耕  ウ:技術  エ:自然  オ:即応

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この過去問の解説 (3件)

01

科学技術基本計画の内容に関する、基礎知識の問題となります。

第5期科学技術基本計画では、狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)に続く社会について定義しており、経済発展と社会的課題の解決を両立する、持続可能な人間中心の社会(Society5.0)を提唱しています。

なおSociety5.0の内容については、内閣府・総合科学技術イノベーション会議の資料に記載されています(下記資料)。

https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/society5_0-1.pdf

選択肢1. ア:狩猟  イ:農耕  ウ:社会  エ:人間  オ:持続可能

Society5.0は、狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)に続く社会のことです。

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会をいいます(このためには、持続可能性と強靭性を兼ね備えておく必要があります)。

以上のことから、本選択肢が正解となります。

まとめ

科学技術基本計画は、技術士にとっても内容把握が大切です(担当領域における国の基本計画を理解した上で業務を実施する必要があります)。

参考になった数20

02

Society 5.0に関する問題です。

 

ア:狩猟社会(Society1.0)、イ:農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0) です。

経済発展と(ウ:社会的)課題の解決を両立する(エ:人間)中心の社会 です。

オ:持続可能性を備える必要があります。


 

選択肢1. ア:狩猟  イ:農耕  ウ:社会  エ:人間  オ:持続可能

本選択肢が正解です。

まとめ

Society 5.0は頻出です。

参考になった数5

03

Society5.0は、日本が提唱する未来社会のコンセプトで、社会課題を解決しながら経済成長を両立させることを目的とした構想です。このコンセプトでは、これまでの社会の発展段階を踏まえつつ、次の段階として「超スマート社会」を目指します。

選択肢1. ア:狩猟  イ:農耕  ウ:社会  エ:人間  オ:持続可能

適切です。

 

(ア)狩猟社会(Society1.0)

社会の歴史的な発展段階として、最初の段階は狩猟・採集を中心とした社会です。

(イ)農耕社会(Society2.0)

狩猟社会の次に、農耕が普及し定住が始まった社会です。

工業社会(Society3.0)

農耕社会の後、産業革命により工業が中心となった社会です。

情報社会(Society4.0)

工業社会の後、情報技術が急速に発展し、ITが生活や仕事の中心となる社会です。

(ウ)社会的課題

Society5.0では、経済発展と社会的課題の解決(例えば高齢化、エネルギー問題など)を両立することを目指しています。

(エ)人間中心

Society5.0の中心的な考え方は、技術や経済発展が目的ではなく、人間の幸福(well-being)を最優先することです。

(オ)持続可能性・強靭性

Society5.0が目指す社会は、環境問題や災害、社会的な変化に適応し、持続可能で強靭な仕組みを持つことです。

まとめ

Society1.0(狩猟社会)からSociety5.0(超スマート社会)まで、各段階の特徴を覚えると関連問題にも対応しやすくなります。

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