技術士の過去問
令和5年度(2023年)
適性科目 問4

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問題

技術士 第一次試験 令和5年度(2023年) 適性科目 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

ものづくりに携わる技術者にとって、知的財産を理解することは非常に大事なことである。
知的財産の特徴の1つとして、「もの」とは異なり「財産的価値を有する情報」であることが挙げられる。
これらの情報は、容易に模倣されるという特質を持っており、しかも利用されることにより消費されるということがないため、多くの者が同時に利用することができる。
こうしたことから知的財産権制度は、創作者の権利を保護するため、元来自由利用できる情報を、社会が必要とする限度で自由を制限する制度ということができる。

次の( ア )〜( オ )のうち、知的財産権における産業財産権に含まれるものを○、含まれないものを×として、適切な組合せはどれか。

(ア)特許権(発明の保護)
(イ)実用新案権(物品の形状等の考案の保護)
(ウ)意匠権(物品のデザインの保護)
(エ)商標権(商品・サービスに使用するマークの保護)
(オ)著作権(文芸、学術、美術、音楽、プログラム等の精神的作品の保護)
  • ア:○  イ:○  ウ:○  エ:○  オ:○
  • ア:○  イ:○  ウ:○  エ:○  オ:×
  • ア:○  イ:○  ウ:○  エ:×  オ:○
  • ア:○  イ:○  ウ:×  エ:○  オ:○
  • ア:○  イ:×  ウ:○  エ:○  オ:○

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この過去問の解説 (2件)

01

特許権、実用新案権などは、技術士において当然把握しておくべき内容です。

ア~オのうち、産業財産権に含まれないものは、著作権のみです(オがx)。

選択肢2. ア:○  イ:○  ウ:○  エ:○  オ:×

オのみXですから、本選択肢が正解です。

まとめ

この問題は、技術士試験で毎年といっていいほど頻出されています。

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02

知的財産に関する出願です。知的財産権の重要性は問題文に書かれていますね。

 

産業財産権制度は、知的財産権の中でも申請、審査、登録処理が必要です。その代わり独占権を与え、模倣防止のために保護し、研究開発へのインセンティブを付与したり、取引上の信用を維持したりすることによって、産業の発展を図ることを目的としたものです。特許庁が所管しています。

引用 https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/seidogaiyo/chizai01.html

 

 

特許権(発明の保護)
実用新案権(物品の形状等の考案の保護)
意匠権(物品のデザインの保護)

商標権(商品・サービスに使用するマークの保護)

 

の4つを指します。


著作権(文芸、学術、美術、音楽、プログラム等の精神的作品の保護)は知的財産権の1つですが、登録などは不要で文化庁の所管であり、産業財産権ではありません。

選択肢2. ア:○  イ:○  ウ:○  エ:○  オ:×

以上から本選択肢が正解です。

まとめ

産業財産権の4つについては覚えるようにしましょう。

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