保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
子どもの食と栄養 問124

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの食と栄養 問124 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ビタミンに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  ビタミンAは、皮膚や目・鼻・のど・胃腸等の粘膜を正常に保ち、欠乏すると夜盲症の原因となる。
B  ビタミンB1は、糖質代謝を促進し、欠乏すると脚気の原因となる。
C  ビタミンCは、コラーゲンの生成と維持に関与し、欠乏すると壊血病の原因となる。
D  ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、欠乏するとくる病の原因となる。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )×
  • ( A )×  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )○

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この過去問の解説 (3件)

01

すべて正しいことが書かれています。

A:ビタミンAが不足すると、夜盲症という暗くなると物が見えなくなるという症状が現れます。酷くなると失明することもあります。

B:ビタミンB1は糖質からのエネルギーを作り出し、皮膚や粘膜の健康を助けます。不足すると、脚気といわれる手足のしびれや下肢の浮腫みなどの症状が現れます。酷くなると歩行も困難となります。

C:ビタミンCは血液の凝固を助ける働きがあります。不足するとコラーゲンが作られず細胞の結合が緩むため、出血が起こりやすくなります。これを壊血病といいます。

D:ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助け、それによって丈夫な骨を作る働きがあります。不足するとカルシウムの吸収が不十分となり、赤ちゃんや子どもではくる病、成人では骨粗しょう症を引き起こします。

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02

解答.1

A.○です。
設問の通りです。
「ビタミンA」は、抗酸化作用があるビタミンです。
欠乏すると「夜盲症」を引き起こすとされています。
「夜盲症」の症状としては、暗がりでの視力が極端に悪くなり、
時間がたっても、暗さに慣れることなく見えにくい状態が続きます。
悪化すると失明につながる恐れもあります。

B.○です。
設問の通りです。
「ビタミンB1」は、欠乏すると脚気、運動障害などを引き起こす恐れがあります。
「脚気」とは、食欲不振や倦怠感、疲れやすいなどの症状を引き起こす病気です。

C.○です。
設問の通りです。
「ビタミンC」は、抗酸化作用のあるビタミンです。
鉄の吸収率を高め、欠乏すると「壊血症」などの症状を引き起こします。
「壊血症」は、ビタミンCの不足により引き起こされる病気です。
子どもの場合、症状として、出血・骨折をしやすくなるなどがあります。

D.○です。
設問の通りです。
「ビタミンD」は、カルシウムの吸収を助け、
歯や骨の形成に大きな役割を果たします。
「くる病」とは、子どもの時に、カルシウム・リンの吸収が足りず、
弱い骨ができてしまう症状です。
大人になると、この症状は「骨軟化症」と呼ばれます。

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03

正解は1です。

A 〇 適切です。
ビタミンAは、皮膚や目・鼻・のど・胃腸等の粘膜を正常に保ち、欠乏すると夜盲症の原因となります。
レバー、うなぎ、バター、マーガリン、チーズ、卵、緑黄色野菜などに多く含まれます。

B 〇 適切です。 
ビタミンB1は、糖質代謝を促進し、欠乏すると脚気の原因となります。
豚肉、レバー、豆類などに多く含まれます。

C 〇 適切です。 
ビタミンCは、コラーゲンの生成と維持に関与し、欠乏すると壊血病の原因となります。
果物(とくにかんきつ類やイチゴ)、野菜、いもなどに多く含まれます。

D 〇 適切です。  
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、欠乏するとくる病の原因となります。
魚介類、卵類、きのこ類などに多く含まれます。

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