1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午後 問55
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午後 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
タクト手法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 作業を繰り返し行うことによる習熟効果によって生産性が向上するため、工事途中でのタクト期間の短縮又は作業者数の削減をすることができる。
- 設定したタクト期間では終わることができない一部の作業については、当該作業の作業期間をタクト期間の整数倍に設定する。
- 各作業は独立して行われるので、1つの作業に遅れがあってもタクトを構成する工程全体への影響は小さい。
- 一連の作業は同一の日程で行われ、次の工区へ移動することになるので、各工程は切れ目なく実施できる。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:設問の通りです。
一定の工事を繰り返し行うため、作業員の習熟効果により、タクト期間の短縮や作業員数の削減を見込めます。
2:設問の通りです。
3:誤りです。
各作業は密接に関係しており、1つの作業の遅れは次の作業開始の遅れとなるため、工事全体への影響は大きくなります。
4:設問の通りです。
各工程が切れ目なく実施することで、作業の効率化・円滑化を図ります。
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02
同種の作業を工区やフロアで繰り返し実施する場合に、所要時間を一定にし、各工区・フロアを順々に移動しながら作業を行うことをタクト手法といいます。
繰り返しの作業により、生産性が向上するため、期間の短縮等を行うことができます。
設定したタクト期間では終わることのできない一部の作業については、作業班を複数にしたり、作業期間をタクト期間の整数倍にします。
こちらが正解です。一つの作業の遅れが生じると工程全体に大きな影響があります。すべての作業に遅れが生じないように管理しましょう。
設問の通り、各作業者は同じ日程で次の工区に移動して作業を始めることになります。
タクト手法について理解頂けたでしょうか。現場管理に携われている方は新築マンションの現場をイメージしてください。
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