1級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)
午後 問56

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年) 午後 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

ネットワーク工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • トータルフロートは、当該作業の最遅終了時刻(LFT)から当該作業の最早終了時刻(EFT)を差し引いて求められる。
  • ディペンデントフロートは、後続作業のトータルフロートに影響を与えるフロートである。
  • クリティカルパス以外の作業でも、フロートを使い切ってしまうとクリティカルパスになる。
  • フリーフロートは、その作業の中で使い切ってしまうと後続作業のフリーフロートに影響を与える。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。

1:設問の通りです。
各作業に使える最大の余裕時間のことを、トータルフロートと呼びます。

2:設問の通りです。
ディペンデントフロートは、トータルフロートからフリーフロートを差し引くことで求められます。

3:設問の通りです。

4:誤りです。
その作業の中であれば、自由に使っても他の工程へ影響を与えない余裕時間をフリーフロートと呼びます。フリーフロートは使い切っても後続工程に影響を与えません。

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02

ネットワーク工程表の用語に関する出題です。

選択肢1. トータルフロートは、当該作業の最遅終了時刻(LFT)から当該作業の最早終了時刻(EFT)を差し引いて求められる。

トータルフロートは余裕時間です。LFTからEFTを差し引いて求めます。

選択肢2. ディペンデントフロートは、後続作業のトータルフロートに影響を与えるフロートである。

DFはトータルフロートからフリーフロートを差し引いて求めます。

選択肢3. クリティカルパス以外の作業でも、フロートを使い切ってしまうとクリティカルパスになる。

クリティカルパスはトータルフロートがゼロである作業経路です。クリティカルパス以外の作業でも、フロートを使い切りゼロになるとクリティカルパスになります。

選択肢4. フリーフロートは、その作業の中で使い切ってしまうと後続作業のフリーフロートに影響を与える。

こちらが正解です。フリーフロートは後続作業までの余裕です。その作業の影響は受けません。

まとめ

トータルフロート・フリーフロートなど混同しないように覚えましょう。

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