1級建築施工管理技士 過去問
令和元年(2019年)
問11 (午前 問11)

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 問11(午前 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

建築に用いられる金属材料に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 黄銅(真ちゅう)は、銅と、亜鉛の合金であり、亜鉛が30〜40%のものである。
  • ステンレス鋼のSUS 304は、SUS 430に比べ磁性が弱い。
  • 銅の熱伝導率は、鋼に比べ著しく高い。
  • アルミニウムの線膨張係数は、鋼の約4倍である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1:設問の通りです。
黄銅は、銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20% 以上のもののことを言います。

2:設問の通りです。
SUS 304 はSUS 430に比べ、耐熱性、耐食性、強度に優れており、また磁性が弱く磁石にはくっつきません。

3:設問の通りです。

4:誤りです。
アルミニウムの線膨張係数は約23で、鋼材の約2倍となります。

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02

金属材料に関する出題です。

選択肢1. 黄銅(真ちゅう)は、銅と、亜鉛の合金であり、亜鉛が30〜40%のものである。

設問の通り、黄銅(真ちゅう)は、銅と、亜鉛の合金であり、亜鉛が20%以上のものをいい、一般に亜鉛が30〜40%のものです。

選択肢2. ステンレス鋼のSUS 304は、SUS 430に比べ磁性が弱い。

ステンレス鋼のSUS 304は、ニッケル含有のため、磁性がありません。

SUS 430はニッケルを含まず、磁性をもちます。

選択肢3. 銅の熱伝導率は、鋼に比べ著しく高い。

銅は熱・電気の熱伝導率が著しく高いです。

選択肢4. アルミニウムの線膨張係数は、鋼の約4倍である。

こちらが正解です。

アルミニウムは、軽量、軟質で加工性がよく、線膨張係数は鋼材の約2倍です。

まとめ

各金属の性質を正確に覚えましょう。

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03

解説は下記の通りです。

選択肢1. 黄銅(真ちゅう)は、銅と、亜鉛の合金であり、亜鉛が30〜40%のものである。

正です。

黄銅(真ちゅう)は、銅と亜鉛の合金であり、亜鉛の割合は30〜40%です。

選択肢2. ステンレス鋼のSUS 304は、SUS 430に比べ磁性が弱い。

正です。

ステンレスは耐食性の高い鋼材です。

SUS430は磁性があり、SUS304は磁性がありません。

選択肢3. 銅の熱伝導率は、鋼に比べ著しく高い。

正です。

銅は工業用金属の中で熱伝導率が最も大きいです。

選択肢4. アルミニウムの線膨張係数は、鋼の約4倍である。

誤です。

アルミニウムの線膨張係数は、鋼の約2倍です。

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