1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問26

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋のガス圧接に関する記述として、最も不適当なものはどれか。ただし、鉄筋の種類はSD 490を除くものとする。
  • 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上とする。
  • 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの直径は、鉄筋径の1.4倍以上とする。
  • 圧接端面の加工を圧接作業の当日より前に行う場合には、端面保護剤を使用する。
  • 鉄筋の圧接部の加熱は、圧接端面が密着するまでは中性炎で行い、その後は還元炎で行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「鉄筋の圧接部の加熱は、圧接端面が密着するまでは中性炎で行い、その後は還元炎で行う。」です。

選択肢1. 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上とする。

設問のとおりです。

選択肢2. 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの直径は、鉄筋径の1.4倍以上とする。

設問のとおりです。

選択肢3. 圧接端面の加工を圧接作業の当日より前に行う場合には、端面保護剤を使用する。

設問のとおりです。

選択肢4. 鉄筋の圧接部の加熱は、圧接端面が密着するまでは中性炎で行い、その後は還元炎で行う。

鉄筋の圧接部の加熱は、圧接端面が密着するまでは還元炎で行い、その後は中性炎で行います。

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02

鉄筋継手の種類は重ね継手ガス圧接継手溶接継手機械式継手の4種類に大別されます。本問題はその内のガス圧接継手の問題です。数値がポイントとなります。

選択肢1. 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上とする。

設問の通りです。同一径の鉄筋のガス圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の 1.1倍以上とします。

選択肢2. 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの直径は、鉄筋径の1.4倍以上とする。

設問の通りです。同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの直径は、鉄筋径の1.4倍以上とします。

選択肢3. 圧接端面の加工を圧接作業の当日より前に行う場合には、端面保護剤を使用する。

設問の通りです。圧接端面の加工を圧接作業の当日より前に行う場合には、端面保護剤を使用します。

選択肢4. 鉄筋の圧接部の加熱は、圧接端面が密着するまでは中性炎で行い、その後は還元炎で行う。

鉄筋の圧接部の加熱は、鉄筋端面の密着完了までは還元炎で加熱を行い、端面が密着したら火炎を中性炎に調整し幅焼きを行います。よって記載は誤りです。

まとめ

まずはふくらみ長さ1.1d以上ふくらみ直径1.4d以上、鉄筋中心軸の偏心量1/5d以下、圧接面のずれ1/4d以下の4つの数値を覚えましょう。

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03

この問題のポイントは以下の通りです。ガス圧接の圧接部の合格数値は必ず押さえておきましょう。

選択肢1. 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上とする。

記述の通りです。同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上とし垂れ下がりの無いようにします。

選択肢2. 同一径の鉄筋の圧接部のふくらみの直径は、鉄筋径の1.4倍以上とする。

記述の通りです。

選択肢3. 圧接端面の加工を圧接作業の当日より前に行う場合には、端面保護剤を使用する。

記述の通りです。圧接端面の加工を圧接作業の当日より前に行う場合には、端面保護剤(圧接時の加熱により強度に影響を与える恐れの無い成分にて構成)を使用します。

選択肢4. 鉄筋の圧接部の加熱は、圧接端面が密着するまでは中性炎で行い、その後は還元炎で行う。

圧接部の加熱は還元炎で端面を完全に覆うように加熱し密着した後、中性炎で加熱します。よってこの記述は誤りです。

まとめ

圧接部の合格数値は必ず暗記しておきましょう。

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