1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午前 問45

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午前 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

内装改修工事における既存床仕上げ材の撤去に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ビニル床シートは、ダイヤモンドカッターで切断し、スクレーパーを用いて撤去した。
  • モルタル塗り下地の合成樹脂塗床材は、ケレン棒と電動はつり器具を用いて下地モルタルと共に撤去した。
  • 乾式工法のフローリング張り床材は、丸のこで適切な寸法に切断し、ケレン棒を用いて撤去した。
  • 磁器質床タイルは、目地をダイヤモンドカッターで縁切りし、電動はつり器具を用いて撤去した。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は「ビニル床シートは、ダイヤモンドカッターで切断し、スクレーパーを用いて撤去した。」です。

選択肢1. ビニル床シートは、ダイヤモンドカッターで切断し、スクレーパーを用いて撤去した。

ビニル床シートは、普通のカッターで切断し、スクレーパーを用いて撤去します。

選択肢2. モルタル塗り下地の合成樹脂塗床材は、ケレン棒と電動はつり器具を用いて下地モルタルと共に撤去した。

設問のとおりです。

選択肢3. 乾式工法のフローリング張り床材は、丸のこで適切な寸法に切断し、ケレン棒を用いて撤去した。

設問のとおりです。

選択肢4. 磁器質床タイルは、目地をダイヤモンドカッターで縁切りし、電動はつり器具を用いて撤去した。

設問のとおりです。

参考になった数16

02

この問題のポイントは以下の通りです。床改修における仕様機材をしっかり押さえ、イメージしておきましょう。

選択肢1. ビニル床シートは、ダイヤモンドカッターで切断し、スクレーパーを用いて撤去した。

ビニル床シートの撤去は、通常のカッターで切断しスクレーパーで周囲の仕上げ材に損傷を与えないように撤去します。よってこの記述は誤りです。

まとめ

一般的なビニル床シートは普通のカッターで切断できます。覚えておきましょう。

参考になった数6

03

既存床仕上げの撤去については主に、ビニル床シート、合成樹脂塗床材、フローリング張り床材、床タイル、床組みが対象となります。それぞれの部材によって撤去工法が異なりますので注意してください。

選択肢1. ビニル床シートは、ダイヤモンドカッターで切断し、スクレーパーを用いて撤去した。

設問は誤りです。ビニル床シートはカッターで切断の上、スクレーパーを用いて撤去します。ダイヤモンドカッターを用いるのは下地モルタルの撤去等です。

選択肢2. モルタル塗り下地の合成樹脂塗床材は、ケレン棒と電動はつり器具を用いて下地モルタルと共に撤去した。

設問の通りです。下地がモルタルの場合はモルタルごと除去します。下地がコンクリートの場合は3㎜程コンクリートも除去します。

選択肢3. 乾式工法のフローリング張り床材は、丸のこで適切な寸法に切断し、ケレン棒を用いて撤去した。

設問の通りです。なおモルタル埋め込み式のフローリング張り床はのみや電動はつり器具により、モルタルごと撤去します。

選択肢4. 磁器質床タイルは、目地をダイヤモンドカッターで縁切りし、電動はつり器具を用いて撤去した。

設問の通りです。タイル片はけれん棒で除去します。

まとめ

床材がイメージできていれば、撤去する際の工法については間違いにくいと思います。まずは床仕上げ材をイメージできるようにトレーニングしてください。

参考になった数5